通信設備のない船でリビア脱出のトルコ人、ダッチャに到着
2011年02月24日付 Zaman 紙

レーダーや通信設備の無い船でリビアから脱出した7人のトルコ人が(エーゲ海に面した)ダッチャに到着

外交筋からの情報によるとリビアのデルナ市から自力で方位磁針のみを頼りに脱出した船長と6人の潜水技術者が、昨日の夜にダッチャの海岸に到着したことが海岸安全パトロール隊によって確認された。

パトロール隊によると海岸に到着したトルコ人らの健康状態はいいという。

トルコ人達は、リビアの指導者ムアンマル・カダフィ大佐の軍が彼らが働いていた施設や町を爆破させる、もしくは反体制派、町の外国人を拘束する、という噂が強まったために脱出したという。脱出は、時速6-7マイルの速度の船で行われ、140マイルの航海でクレタ島への到着をめざした。

彼らをリビアで見送った労働者らは、「HicreT-1」という名の船が港から問題無く出航し、目で見えなくなるまでは無事に進んでいったという。しかし、船には通信手段がなかったため、この脱出トルコ人らとの交信ができないでいた。

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( 翻訳者:有田 潤 )
( 記事ID:21624 )