アフマディーネジャード大統領、アメリカの軍事介入に対して警告
2011年03月03日付 Jam-e Jam 紙

アフマディーネジャード大統領「軍事介入を行えば、北アフリカ及び中東は米兵たちの墓場となるだろう」

 アフマディーネジャード大統領はアメリカとその同盟国に対して、北アフリカ及び中東への軍事介入を慎むよう警告し、さもなければ同地域の諸国民が介入を行なった兵士たちを死に追いやることになるだろう、と述べた。

 イラン国営通信によると、マフムード・アフマディーネジャード大統領はホッラムアーバード市で行なわれたロレスターン州市民らとの集会で、〔アメリカとその同盟国に向けて〕「現在は、9.11同時多発テロ事件を口実にイラクとアフガニスタンを攻撃した、10年前のアメリカ前大統領の時代ではない」と明言した。

 大統領は続けて、「もし今回、北アフリカ及び中東に軍事介入を行えば、同地域の諸国民は立ち上がり、お前たちの兵士の墓をこしらえることになるだろう」と強調した。

 大統領は、アメリカとその略奪に加担する同盟国政府は全世界で最も忌み嫌われていると指摘、「彼らはプロパガンダをいくつか計画することで、一部の国々への軍事介入に向けた陰謀を画策しているところなのだ」と述べた。

 大統領のこの演説が、人々の保護を口実にリビアへの軍事介入に向けたプランを口にし、〔実際に〕部隊を北アフリカ地域にある同国に向けて派遣した、アメリカ当局の発言について言及したものであることは、明らかだ。

 大統領は、偽りの主張によって同地域の人々の権利擁護を気取る一部の列強に向けて、「今や、お前たちの詐術はメッキがはがれ、その策略もすでに水泡に帰している。市民らを支持するなどというお前たちの主張を受けれるような者は、どこにもいない。なぜなら、今やお前たちは、世界中で起きている犯罪行為の、第一級の容疑者として告発されているからだ」と述べた。

〔‥‥〕

Tweet
シェア


関連記事(アフマディーネジャード、カダフィに忠言「人々の要求に従え」)
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:神田浩輝 )
( 記事ID:21776 )