フィールーズアーバーディー軍統合参謀長「西洋は覚醒の波がヨーロッパに届くことを恐れている」
2011年03月06日付 Jam-e Jam 紙

軍統合参謀長は、イマーム・ホメイニー閣下の神聖なる息吹から発せられた芳香と光明に触発されたところのイスラームの目覚めが、イスラーム諸国民すべてを〔政治の〕表舞台に引き上げたのだと述べた上で、「イスラームの敵がまたしてもイスラームの存在感とその要求を理解できず、無力な状態に追い込まれているのも、これが理由なのである」と語った。

 セイエド・ハサン・フィールーズアーバーディー少将は、「アメリカがリビアに介入する目的は、この国の油田を掌握することであり、その後イラクで行ったように、人々を放置するつもりなのだ」と付け加えた。

 フィールーズアーバーディー氏は、アメリカはなぜいつも戦略的誤りを起こし、計算間違いをおかしてしまう理由を理解しようとしないのか、との問いを提示した上で、アメリカ当局に向けて、「ムスリム諸国への干渉をやめ、その国のことはその国の人々の手に委ねよ」と強調した。

 軍統合参謀長は、西洋にとって石油に次ぐ大いなる懸念とは、イスラーム運動の出現を監視・阻止することにあるとした上で、「彼らはこうした〔イスラーム的〕モデルが出現することをひどく危惧している。覚醒と自由の希求、そして独裁制からの解放の波がヨーロッパへ輸出されるのを恐れているのだ」と語った。

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( 翻訳者:米川千帆 )
( 記事ID:21800 )