モロッコ:カサブランカで警察が強制的にデモを解散
2011年03月14日付 al-Hayat 紙


■カサブランカで警察が強制的にデモを解散

2011年03月14日付『アル=ハヤート』紙

【ラバト:AFP通信】

モロッコ警察は昨日、カサブランカでデモ隊約100人を解散させた。デモ隊の大部分はイスラーム主義者で、警察は彼らによる「政治改革」の実行を求めての座り込み実施を阻止した。

イスラーム主義の「公正と慈善」運動の活動家、およそ100人がムハンマド5世広場に到着するのを、治安部隊は妨害した。目撃者によると、「警察がデモ隊を解散させた際、15人が負傷し、その中には『アハダース・マグリビーヤ』新聞のジャーナリストも含まれていた」。また、別の目撃者によれば、「デモ隊によって四人の警官が怪我をさせられた」という。

警察はデモ隊の大部分が目指したムハンマド5世広場を封鎖した。「公正と慈善」はモロッコ最大の政党とみなされており、公的に禁止されているにもかかわらず、当局はその活動に目をつぶっている。国王ムハンマド6世は過去数週間のデモを受け、首相の「地位の強化」や議会の役割の強化、「個人と集団の自由」拡大のために憲法改革をすると宣言した。

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( 翻訳者:幸瑞 )
( 記事ID:21850 )