日本製品に放射能検査―週明けに通達発表へ
2011年03月19日付 Hurriyet 紙

日本から輸入される製品の放射能検査のため、関係組織は対応策を検討した。ハヤティ・ヤズジュ国務大臣は、3月11日以後に日本から輸出された製品が、どの税関を通過するかを通達で発表すると述べた。

ハヤティ・ヤズジュ国務大臣は、税関局が、日本からの輸入品がどの税関を通ってトルコ国内にもたらされるかを通達で決定すると述べた。ヤズジュ大臣は、数日内に発表するという。

■3月11日以後、

日本からの輸入品に対し通常以上の放射線検査を行い、他の国からの輸入品の通関の妨げとならないよう、特定の税関から通関を行う。この処置は、2011年3月11日以後に日本を出発した製品を対象とする。

■会議開催

CNN Türkに生放送で出演したヤズジュ国務大臣は、日本から輸入される製品の放射能検査をいかに実施するかについて語り、放射線物質の検査と(汚染された製品の)国内への入国の防止に関し、関係各機関と昨日会合を開いたと述べた。ヤズジュ国務大臣は、農業村落省、貿易局、税関局などの組織が、それぞれの関係領域について通達をだし、方策を決定すると述べた。

■税関を特定

ヤズジュ国務大臣は、次のように述べた。「税関局は、日本からの輸入品に関し、放射能の検査を行うため、どの税関から入国するかを通達で告知する。この通達により、日本からの輸入品はどこの税関を通るかが明示され、そこでの監視を強化する。この検査は厳重なものになるので、他の国からの製品の通関をよりスムーズに行うため、このように措置をとることとした」と述べた。

■現在、放射能は確認されていない

ここ数日で日本から輸入された製品から高濃度の放射能が検出されていないのか、という問いに対し、ヤズジュ国務大臣は、「そのようなことは全くない」と述べた。

■安全が確認されるまで続ける

この対応がいつ始まるか、という問いに対して、ヤズジュ国務大臣は、現在も日本からの製品は検査をうけているが、より丁寧、迅速な検査を行うためにこのような通達をだすのだと述べた。通達は、おそらく来週週明けに発表されるという。

■貿易額は30億5千万ドル

トルコと日本の間の貿易額は、2010年には30億5千万ドルに達している。このうち、は30億2千万ドル分は、日本からトルコへの輸出であるという。

(本記事はAsahi中東マガジンでも紹介されています。)

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:21864 )