頭部銃撃のイブラヒム・タトゥルセス、集中治療室をでる―ファンへのメッセージ伝える
2011年03月28日付 Radikal 紙


3月14日に起きた事件以降、治療を続けるタトゥルセスさんが、集中治療室から一般病棟に移された。そしてファンが待ちに待った最初のメッセージを、アジュバーデム病院の広報部に伝えた。タトゥルセスさんは集中治療室から出られたことで、ファンにメッセージを伝えたいと願っていた。しかしタトゥルセスさんを疲れさせないように、メッセージを語る時間は短いものとなった。タトゥルセスさんは「気分はいかがですか」という質問に「最高だ」と答えた。

■ファンには辛抱強く祈っていてほしい

タトゥルセスさんが集中治療室を出たため、特別医療チームの医師らの記者会見が開かれた。その中で、タトゥルセスさんに対しアジュバーデム病院広報部が行ったインタビュー資料がマスコミ関係者に配られた。

病院の広報部から発表された情報によると、タトゥルセスさんは、治療にあたった医師や医療関係者らについて「とてもいい人たちだ」と話し、感謝の意を表している他、病院に搬送された日以降、ファンが情報を得ようと病院の庭で待ち、電話やメールで健康状態を尋ねていることを聞かされ、感動していた。タトゥルセスさんは「ファンには辛抱強く祈っていてほしい。ファンに思いを届けます」と話した。

タトゥルセスさんの現在の健康状態を公表するため集まった医師の中には、アジュバーデム・マスラク病院院長のチャーラル・チュハダルオ-ル氏を始め、脳神経外科医イルハン・エルマジュ氏、美容整形外科医シュクリュ・ヤザル氏、理学療法・リハビリテーション担当医レイハン・チェリケル氏などもいた。

アジュバーデム・マスラク病院のチュハダルオール院長は、タトゥルセスさんが病院に担ぎ込まれてから、治療の経過は好ましいもので、治療を続けている医師団をほっとさせていると述べた。そしてこのまま順調な経過が続くよう、タトゥルセスさんに静かで落ち着ける環境が必要だと話した。また、病院に押し掛けたり、メールや電話でタトゥルセスさんの健康状態を尋ねたりするファンに対しても、彼の状態が良いということをここで発表できてうれしいと述べた。しかし、今後も静かな環境で療養を続ける必要があるため、家族以外の見舞いは受け付けず、メディアからの取材も認めないとタトゥルセスさんに伝えたと語った。

タトゥルセスさんの入院中は、彼の状態に関して、病院側は記者会見や文書発表等を通じて世間に情報公開を努めてきたと話すチュハダルオール院長は、タトゥルセスさんが一般病棟に移送されたので、今回をもって最後の記者会見を開いたとした。会見で、タトゥルセスさんの脳の手術を執刀した脳神経外科のイルハン・エルマジュ医師は、命にかかわる状態は脱したとして次のように話した。

「イブラヒムさんは集中治療室を出ました。命にかかわる状態は脱しました。現在の経過は良好です。再手術の予定は、近日中に検査を行い、その結果を見て決めることになります。みなさんが心配するのは、イブラヒムさんがもう1度歌声を披露できるかどうかです。その点については、医学的に見て心配ないと考えています」

■左半身の麻痺、回復の傾向

タトゥルセスさんの手術を行った脳外科医イルハン・エルマジュ氏も、「事件から2週間が経ちました。皆さんもご存じのようにとても順調な回復です。イブラヒム・タトゥルセスさんは金曜日(25日)に集中治療室を出ました。これからは一般病棟で治療を続けます。命にかかわる状態は脱したので、集中治療室を出てもらう判断を下しました。命にかかわる状態を脱したことを、こうしてみなさんにお伝えできて安堵しています。今後は新たな(治療)段階となり、新たな問題に直面することもあるでしょう。これには投薬治療や支持(対症)治療などがあります」と話した。

エルマジュ医師は、タトゥルセスさんが会話や自分で食事ができるまでに回復し、右半身は動かせていることを明らかにした。また、タトゥルセスさんの記憶についても支障が見られないと話した。エルマジュ医師は「左半身の麻痺は、病院に運ばれてきたときには見受けられたが、回復の傾向にあります。全体の状態は見る限りとても良いです」と語った。エルマジュ医師はタトゥルセスさんが抗生物質を投与する治療も続けており、治療に1か月かかるのであと2週間はこの治療が続くとし、「まだ自分の足で立てる状態ではありません。ベッドで治療しています。この車輪付きベッドで移動してもらっています」と話した。

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( 翻訳者:池永大駿 )
( 記事ID:21966 )