国境隣接アルメニア・メタモール原子力発電所はトルコの脅威
2011年04月03日付 Yeni Safak紙


イギリスで発行されている「インディペンデント・オン・サンデー」紙が、新たな調査に基づき世界の442箇所の原子力発電所の内10箇所が、地震発生後に放射性物質を拡散させる危険性のあることを発表した。

BBCが報じたニュースによると、これらの原子力発電所の中にアルメニアとトルコの国境線付近にあるメタモール発電所も含まれている。

「インディペンデント・オン・サンデー」紙によると、原子力安全専門家たちは原子力発電所が地震発生時にもたらす危険に関し、トルコの国境線から16キロメートル、(アルメニアの)首都エレバンからは30キロメートルの位置にあるメタモール発電所を例に挙げているという。

1970年代に建設されたソ連製のメタモール発電所は、アルメニアの北西部において2万5千人が犠牲となった1988年12月の地震の1年後、「地震による損傷」を理由に閉鎖された。

しかしアルメニアのエネルギー需要量の40%を担っていたこの発電所は、一定期間の閉鎖の後に再び発電システムを稼働した。発電所内の1箇所の原子炉は、現在活動を停止している。しかしながらその他の原子炉は稼働中である。

国際原子力エネルギー委員会は、10年以上前からメタモール原子力発電所の安全性向上に関して活動を始めていた。しかし世界原子力協会によると、メタモール発電所はEUやトルコにとって不安の種であり続けている。

メタモール発電所の閉鎖を求めて、かつて(閉鎖の)呼びかけが行われた。しかしながらアルメニアはこの発電所なしではやっていけないため、新たな発電所が発電をはじめるまでこのメタモール発電所を使用し続ける。

ロンドンの中心地にあり、地球規模の分析を行っているメープルクロフト社の調査によると、メタモール発電所の他にもイランや日本、中国、アメリカ、台湾、そしてスロベニアにも危険性のある発電所があるという。また世界の76箇所の原子力発電所が、津波の危険がある場所で稼働している。

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(翻訳者:指宿美穂)
(記事ID:22026)