エジプト各地で改革の加速を求めるデモ
2011年04月02日付 al-Hayat 紙


■エジプト:市民の力を思い起こさせるデモ、改革の加速を要求

2011年04月02日付『アル=ハヤート』紙

【カイロ:本紙】

複数の県で行われたデモに数万人のエジプト人が参加し、ホスニー・ムバーラク前大統領を打倒した民衆蜂起が求めた改革や、旧政権の中心人物たちの裁判の実施を迅速化するよう求めた。ムスリム同胞団の支持者の不参加にもかかわらず、市民の力を思い起こさせる試みとなった。

ムバーラク前大統領辞任の祝典以来最大となったこのデモでは、ムバーラク前大統領とその政権の高官たちの裁判が遅滞していることを批判するプラカードが掲げられ、人々は前の与党である国民民主党の解散を求め、暫定政府によって数日前に開始された国民対話会議に国民民主党の幹部の一人が参加していることに反対するシュプレヒコールを繰り返した。

デモ参加者は、政府に要求実施まで一週間の猶予を与えた。その最大の要求は、前大統領とその息子ガマール、デモ隊殺害への関与が疑われている諮問議会元議長のサフワト・シャリーフ、大統領府元官房長のザカリヤ・アズミー、および人民議会元議長のファトヒー・スルールを裁判にかけることである。デモを呼びかけた8つの運動のうちの一つである「4月6日運動」スポークスマンのムハンマド・アーデルは本紙に対し、「革命の要求と国民民主党の解散を実行に移すよう、われわれは政府に一週間の猶予を与える。一週間経っても実行されなければ、政府の総辞職を求める座り込みにまで発展する可能性のある、さらにエスカレートした行動に出る」と語った。

またデモ隊は、政府が提出した座り込みやストライキを禁止する法案に反対するシュプレヒコールも叫んだ。
(後略)

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( 翻訳者:幸瑞 )
( 記事ID:22029 )