恥ずべき1位―新聞記者の逮捕者数、トルコが世界1位
2011年04月09日付 Radikal 紙

国際報道研究所は、トルコが、中国やイランのはるかに上回る、世界で最も多くの新聞記者を投獄している国であると発表した。中国、イランで投獄されている記者の数は、それぞれ34人であるが、トルコは57人である。

欧州安全保障協力機構 (AGİT)が入手したレポートを発表した国際報道研究所は、「トルコでは、現在57人の新聞記者が投獄されている。この数は世界でトップである。昨年12月には、トップは34人逮捕の中国とイランだったが、EU加盟候補国でもあるトルコが、5か月後にはその約2倍の数字の逮捕者をだしている。このことは、同国の報道の自由の保証と民主的なイメージの担保に関し、疑問符を生んでいる」との見解を発表した。

欧州安全保障協力機構の発表では、投獄されている新聞記者の中には、国際報道研究所「世界報道の英雄」の資格をもつネディム・シェネル氏が含まれていることにも触れられた。同機構の「報道の自由」担当ドゥンヤ・ミヤトヴィッチ(Dunja Mijatovic)氏はトルコに対し、トルコにおけるメディアの独立性を欧州安全保障協力機構の「報道の自由」基準に適合させるよう求めたと説明した。

ミヤトヴィッチ氏は、トルコでは、現在、新聞記者の収監につながるかもしれない700から1000件の裁判が続いており、「これがまた、牢獄内の新聞記者の数を増やす心配の種」と分析している。

アメリカに滞在中のビュレント・アルンチ副首相は、 現在、25~26人の新聞記者が「テロとの戦い」法に反する行動をしたとして有罪となっているが、この法律を変えることは考えていない、と述べた。

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:22080 )