アンカラ市議会、「ナーズム・ヒクメト通り」命名論争
2011年04月16日付 Milliyet 紙

アンカラ広域市議会の4月の会議で、著名な詩人ナーズム・ヒクメト・ランが取り上げられた。

共和人民党(CHP)のグループによる、アンカラの大通りにヒクメトの名をつけようという提案は、市議会で大論争を招いた。

メリフ・ギョクチェキ広域市長はチャンカヤ区にすでに「詩人ナーズム」という小さな通りがあり、その通りの名前を「詩人ナーズム・ヒクメト」に変更することもできると述べた。これに対し、CHPのグループは、小さな通りではなく大通りにナーズム・ヒクメトの名がつけられるべきだと主張。命名委員会のアフメト・トゥンチ議長は次のように述べた。

「1994年2月にチャンカヤ区の自治体とアンカラ広域市議会の提案によってチャンカヤのとある通りに「詩人ナーズム」という名がつけられた。その時CHPは政権についており、広域市とチャンカヤの自治体もCHPのものであった。なぜその時にヒクメトも付けなかったのか?」

■ギョクチェキ市長、詩を朗読

CHPの議員たちはトゥンチ議長に、1951年には民主党(DP)が政権を担っており、ジュムフリエト紙も当時DPを支持していたと述べて反論した。この議論に対しギョクチェキ市長は「ブルジョワ・ケマル」という表現が使われているアタテュルクについてのナーズム・ヒクメトの詩を朗読した。ギョクチェキ市長は、「この詩はどう思う?ムスタファ・ケマルを侮辱する者を擁護するのか?ナーズムは、ムスタファ・ケマルを侮辱した詩人である。その観点からその名前がつけられることに私は怒りを感じているのです。しかし、それにも関わらずこの提案への投票が行われる場合、私は棄権する。あなたたちが与党だった時は小さな通り程度だと言っていたが、今は大通り相当になったのか?」と述べた。CHP議員たちもギョクチェキ市長に対し、「私たちは、ナーズム・ヒクメトの政治的アイデンティティーを議論しているのではない。文化や芸術分野における貢献を述べているのだ」と答えた。ギョクチェキ市長が再び(アタテュルクを揶揄した人物であるナーズム・ヒクメトへの)「非難に賛同するか?」と質問すると、何人かの議員は非難しているが大通りの名前とは関係ないと述べた一方、幾人かは沈黙した。

投票では、ギョクチェキ市長が棄権し、CHPのグループも、提案が「大通りではなく小さな通りにナーズム・ヒクメトの名をつける」というものであったたため、投票を棄権した。この提案は、13票対33票で可決されたが、名称の変更には3分の2の賛成が必要となるため認められなかった。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:22156 )