ラヒーム=マシャーイー「政府は時のイマームが降臨するプロセスを管理するべきだ」
2011年04月05日付 Mardomsalari 紙

エスファンディヤール・ラヒーム=マシャーイーは高官らとの会議のなかで、新年の祝辞を述べた上で、「〔救世主マフディー降臨を〕待望する政府には、経済的・文化的貧困を根絶し、正義を行き届かせ、最高レベルの自由を社会に普及させる義務がある」と語った。

 イラン国営通信が大統領広報サイトを引用する形で、月曜日に伝えたところによると、マシャーイーは、マフディー降臨を待望するイスラーム共和国政府にとって最も重要な課題とは、降臨のメカニズムやプロセスを正しく知り、そのための管理をきちんと行うことだとした上で、「法学者の監督を基礎とするイスラーム共和国体制が果たすべき使命とは、人類ならびに神の崇高な目的を世界に広め伝えることにおいて、先駆的役割を果たすことである」と述べた。

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 同氏はさらに、「人類が求めていることとは、人間社会が最終的に、神と完全人間のご指導のもとに置かれることである。神の社会とは完全人間によって初めて実現されることに疑う余地はなく、これ〔=完全人間による神の社会の実現〕は〔将来〕必ず起こることなのである」と論じた。

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 マシャーイー大統領事務所長はまた、「イマームのお隠れ(ガイバ)の哲学を知る者は、〔お隠れのイマームが救世主として降臨する〕降臨の哲学についても見抜くだろう」と指摘し、次のように述べた。「為されるべきことが為されず、悪魔によってその実現が阻まれ、〔到達されるべき〕目標の達成機会が奪われた分だけ、人間社会に歴史上の遅延が生じてしまう、というのがガイバの哲学なのである」。

 同氏はさらに、次のように論じた。「イマームに委ねられるはずの社会は、高いレベルにある社会である。しかし悪魔の妨害によって、こうした社会はいまだ用意されてこなかった。それゆえ、自らの統治を邪魔するような状況を改善し、社会を当初予定されていた状態へと高めることが、お隠れの時代におけるイマームの仕事なのである」。

 同氏は、イマームの降臨の時期を知ることは、マフディーを待望するという行為にとって必要不可欠だとした上で、「待望とは一つの精神のあり方であるが、行為としての側面もあらねばならない。〔降臨の〕プロセスを知ろうとしない者には、降臨の時に果たさねばならない使命を正しく実行することは不可能なのだ」と述べた。

 同氏はその上で、「マフディー降臨を待望する政府が果たすべき使命とは、この重要かつ基本的な真実を認識し、時のイマームが指導する社会、イマームのご指導が世界に広がるときの社会はどのようなあり方をした社会なのかを、認識することなのである」と論じた。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:22165 )