ヴィザなしの旅は楽:トルコ-ロシア間30日間滞在はヴィザ撤廃
2011年04月17日付 Yeni Safak 紙

ロシアとトルコの間ヴィザが撤廃され、各空港では賑やかな光景が見られた。両国間の貿易額を400億ドル以上にすると期待されているヴィザ撤廃適用の初日、ビザ無しで渡航したトルコ人とロシア人の旅行者たちは花束で迎えられた。

トルコとロシアの間のヴィザ無し渡航は昨夜0時00分に始まり、初めてヴィザ無しで入国したのはトルコ航空の搭乗員たちであった。イスタンブルから離陸し、1時50分にモスクワのシェレメーチエヴォ国際空港に着陸したトルコ航空機のジェンク・オルグン機長と8人の搭乗員は空港で関係者に迎えられた。ビザなしの入国者たちを迎えるために来たトルコ航空ロシア代表のメファイル・デリバシュ氏と、在モスクワ・トルコ大使館で働くスブタイ・コチ領事館員は、初めてヴィザ無しで入国した搭乗員に花束を渡した。

■ イスタンブルからアンカラに行くよう

トルコ航空ロシア代表のデリバシュ氏は、トルコからロシアに行きたい人が早朝に決心した場合、すぐにロシアに向けて出発し、夜には家に帰ることができると話した。デリバシュ氏は、トルコ航空便はイスタンブルーモスクワ間だけでも一日5便あり、人はアンカラーイスタンブル間を旅行したかのようにロシアに到着すると述べた。デリバシュ氏は、ヴィザ無し渡航開始後の予約が過去と比べて15%から20%増加したと付け加えた。

■ 古いパスポートに注意

領事館員のスブタイ・コチ氏は、ロシアへヴィザ無しで旅行する予定のトルコ国民は、パスポートが古かったり擦り切れたりしていないかに注意しなければならないと述べ、平日7日間以上旅行者として滞在する者は登録手続きが必要であると忠告した。コチ氏は、ロシア人旅行者にとっても新たな利便性をもたらしたと述べ、長期滞在を望むロシア人は県警察署の外国人局から年に1度だけ、3ヶ月間の居住許可を得ることができると話した。

■ 20ドル払わなくてよい

ロシアからトルコに来た旅行者は、20ドルのヴィザ料金を払わずにトルコへ入国できる驚きを体験した。休暇のためイスタンブルへ来たアンナ・カサロヴァさんは、露土間のビザ撤廃の喜びを、「合意の翌日に適用されると思っていた。私にとってすばらしいサプライズになった」と表現した。この間、トルコの祝日である4月23日の国民主権とこどもの日のために、ロシアからイベントに参加する子どもたちもトルコへビザ無しで入国した。

■最長滞在期間は30日

・ 観光目的の旅行者は、1回のヴィザ無し入国で30日以上、複数回の場合6ヶ月内に90日以上は滞在できない。
・ ロシアへ観光客として入国するトルコ人のパスポートの残存有効期間は最低6ヶ月必要で、破損があったり非常に古いものであってはならない。
・ トルコ国民は飛行機で渡される移民カードを両側に記入した後、パスポートチェックで係員に渡さなければならない。係員は移民カードの片側を切り離した後、もうひとつの方に判を押し、旅行者に渡す。
・ ロシアに観光客として行くトルコ人が注意しなければならないその他のことは、ロシア語で「レジストラーツィヤ」として知られる外国人登録手続きである。ロシアに入国するすべての外国人は平日3日間以内に警察に登録手続きをしなければならないと法律で定められている。

■ ラーレリ市場も活気付く

ラーレリ実業家協会の会計責任者であるイブラヒム・ムラト・ラミズオール氏は、「ビザ無し渡航の適用でロシア人旅行者が2ヶ月から3ヶ月の間にラーレリ市場にも広まるのを期待している。ビザ撤廃の適用は長期間にわたり重要な取引量を保障するだろう。ビザ無し渡航の適用に合わせた広報が適切に行われれば、国の方々に利益となるだろう」と話した。

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( 翻訳者:菱山 )
( 記事ID:22168 )