独立実業家協会会長、シリアでこれ以上の流血を望まぬ
2011年05月01日付 Yeni Safak 紙

独立実業家協会(MÜSİAD)会長のヴァルダン氏は、シリアにおける政治混乱ができるだけ早く終結することを望んでいるとし、「シリアにおける問題の解決は、トルコにとって経済的にも重要である」と述べた。

シリアで起こっている政治危機を論評した独立実業家協会会長オメル・ジハード・ヴァルダン氏は、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相がシリアに特使を派遣したのは喜ばしいことだと述べ、「首相がシリアに特使を派遣したことは有意義であった。また一連の事件は、我が国の海外貿易に悪影響を与え始めた。シリアにおける問題の解決はトルコにとって経済的な意味でも重要性をもつものである」と述べた。

■一連の事態について、懸念している

この問題に関して文書での発表を行ったヴァルダン会長は、次のように述べた。「チュニジアで始まり、いくつかの北アフリカ、中東、湾岸諸国に飛び火した民衆蜂起が、トルコにとって特に重要な隣人であるシリアで、1カ月以上も続いており、また事態が徐々にと悪化していくことを、懸念をもって見守っている。独立実業家協会としての我々の望みは、これ以上の流血が起こることなく、一刻も早く事態が平穏に終結されること、そしてシリアで将来へ向けた計画が話し合われ、投資が始まり、ビジネスが活気づくような環境が作られることである。」

■両国の関係が後退しないように

独立実業家協会会長ヴァルダン氏は、二国間関係がようやくここまで到達したのだから、後退しないようにすることが重要であると述べた。

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( 翻訳者:倉田杏実 )
( 記事ID:22331 )