ビン・ラディン殺害、タリバンも報復を誓う
2011年05月02日付 Hurriyet 紙

タリバンのパキスタン支部は、アル・カーイダのトップ、オサマ・ビン・ラディンの殺害が公表されたことに対し、脅迫の声明を発表した。

タリバンのスポークスマン、イフサヌッラー・イフサン氏は、場所は特定されていないが、ある場所からAFP通信に対し声明を発表し、「もしビン・ラディンが“殉教”したのならば、私たちはその死への復讐を誓い、アメリカとパキスタン政府、そしてそれぞれの治安部隊に対し報復攻撃を行う。これらの人間は、イスラムの敵である」とも語った。

さらにイフサン氏は、タリバンがビン・ラディンの死亡を確認するに至っていないと付け加え、「もしビン・ラディンが“殉教”したのならば、これは私たちにとっての勝利である。私たちの目標は殉教にあるからだ」と述べた。

一方アメリカ中央情報局(CIA)局長のレオン・パネッタ氏は、アル・カーイダがウサマビン・ラディン殺害の報復を実行するのは間違いないと述べ、「ビン・ラディンが死んでもアル・カーイダは死なない。テロリストたちは必ず彼の復讐をしようとするだろう。周到に、覚悟を決めて動くだろう」と語った。

■パキスタンで爆発、4名死亡

タリバンの爆破予告と同じ時間に、パキスタン北西部にあるモスクのそばで爆弾が爆発し、女性1人と子供3人が死亡した。

またビン・ラディンが殺害されたパキスタンのアボタバード市から約50キロ西側にある、チャルサッダという町でも爆発が起き、警察官2人を含む5人が負傷した。犯行声明はまだ出ていない。

■ハマスも殺害を非難

また、パレスチナのガザ地区を支配するハマスもビン・ラディン殺害を非難し、「聖なるアラブのリーダーに対する暗殺」だと強調した。

ハマス政府の首相イスマイル・ハニイェ氏は「ムスリムであれイスラム戦士であれ、彼らへの暗殺が実行されることについて、私は非難する」と語り、ビン・ラディンに「アッラーのご加護を」と言葉を贈った。

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( 翻訳者:池永大駿 )
( 記事ID:22343 )