トラブゾン開発計画、トルコの「バルセロナ」に
2011年05月03日付 Yeni Safak 紙

集合住宅局(TOKİ)元局長であり公正発展党トラブゾン選出議員候補のエルドアン・バイラクタル氏は、トラブゾンで行われるとんでもない計画を発表した:「同市をロシア、ウクライナ、グルジア、アルメニア及びアゼルバイジャンから続くシルクロードの中心地にします。そしてトラブゾンはバルセロナ風の都市になる予定です」と述べた。

TOKİの元局長であり公正発展党トラブゾン選出議員候補のエルドアン・バイラクタル氏は、役人時代に行った事業や仕事をさらに確実なものとし、国の仕事で培った自身の経験を、政治家としてトルコ大国民議会(TBMM)の下で伝えていきたいと述べた。トラブゾンでは8年半の間、TOKİが投資を行ったことを説明した同氏は、「国民は、政権がこれらの事業を完遂できるということで、期待しているのです。人間誰しもいい仕事をすれば、期待するものです。これは非常に興味深い事実です。そういった人物は批判もより多く受けるものです。トラブゾンは大都市です。トラブゾンがその歴史的位置付けに相応しい特徴と奥深さを獲得することに、国民は大いに期待しています」と伝えた。

■ 魅力的な街になるでしょう

バイラクタル氏は、トラブゾンを中核都市、並びに、黒海東部の魅力的な中心地とすることを目指していると伝え、「我々は、トラブゾンを、ロシア、ソチ、ウクライナ、グルジア、アルメニア、アゼルバイジャン、中東、そして中央アジアから続くシルクロードの中心地にします。チョムレクチにて行われる都市開発の主たる目的は港を物流の中心地にすることです。港のすぐ裏手に非常に素晴らしいサービスを提供するシンボル的なビルを建設し、この地区を海と緑地に融合させ、トラブゾンをバルセロナ風の都市にし、イズミルやアンタリヤと競争させたいと思っております。トラブゾンの気候、地形、歴史的奥深さ、そして地域性はこの都市開発にぴったりです。同都市開発を成功させるため、我々は準備に取り掛かりました」と述べた。

■ 国、生産、そして投資を軸に

バイラクタル氏は、TOKİが、1984年に創立され、初期には、素晴らしい事業を行ったことを説明し、最近では5万棟の住宅建設計画を実現したことを伝えた。同計画が非常に困難なものであったと伝えた同氏は、「これは本当に困難な事業でした。これは何によって実現されたのでしょうか?我々の仲間が国家、生産、投資を軸とし、活気ある、かつしっかりとした組織体を有していたことで、そうした全体の中で実現したのです。特に、我々はTOKİという名称をよく短縮して用いました。このことは我々に英気をもたらしました。首相の意欲、絶え間ない追求、TOKİという名称の勢いがさらに増し、ブランド化され、世界中からもTOKİが受注を受けたことは、その力を増加させ、職員らに成功をもたらしました」と述べた。

■ 都市統合計画

アクヤズ・スタジアム・プロジェクトが世界規模のプロジェクトであると強調したエルドアン・バイラクタル氏は、「我々は約100万平方メートルの敷地を埋め立てております。護岸・埋立て工事は急ピッチで継続しています。トラブゾンにとって極めて重要な地区を作り出しているのです。この地区は総合運動場ないしはサッカー競技場に留まりません。ここは同時に、トラブゾンとアクチャアバトの統合に大きく寄与することとなるでしょう。中心地にて50万近くの住民を確保する予定です。この地区にはスタジアム、総合運動場、トラブゾンスポーツの業務管理施設が建設予定です。黒海東部最大の催事会場が設けられ、レクリエーション広場及びホテルが建設される予定です」と語った。

■ 在外トルコ人にお役所が立ちはだかる

ヨーロッパ・トルコ民主主義者連合(UETD)バイエルン支部長のフィクレト・オズデミル氏は、在外トルコ人が本国トルコで住宅を持とうとすると、彼らに役所の壁が立ちはだかっていると伝えた。同氏は、政府が行う予定の幾つかの法改正により、同問題が解消されるであろうと述べた。オズデミル氏は、ヨーロッパでの経済危機で購買力が低下し、TOKİの公共住宅に目を向け始めた在外トルコ人らが、TOKİの住宅を購入する際、その前に立ちはだかる壁となっている保証人制度の撤廃を求めた。

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( 翻訳者:藤井庸平 )
( 記事ID:22353 )