濃縮度20%のウラン燃料、40キログラムに
2011年04月28日付 Jam-e Jam 紙

 イラン国家安全保障最高評議会書記のメディア担当補佐官は、革命最高指導者が本年を経済ジハードの年と命名したことに触れ、「我々は核の分野において、ハードウェアの面でもソフトウェアの面でも、ジハードを遂行しなければならない」と述べた。

 アボルファズル・ゾフレヴァンド氏はボジュヌールドで開かれた《われわれにはできる》〔※〕集会で演説を行い、「現在、我々はたぐいまれなチャンスを手中に収めている。もちろん、さまざまな脅威がわれわれに向かうこともある。しかし、イラン国民、なかでも革命最高指導者の聡明さによって、これまでもこうした脅威はチャンスに変わってきたのだ」と述べた。
〔※《われわれにはできる》は2005年大統領選挙以来のアフマディーネジャードのスローガンの一つ〕

 同氏は「国際関係において、《信頼の醸成》という言葉ほど空虚なものはない」と強調し、「現在、国内では何千機もの遠心分離機が作動しており、すでに第3、第4世代〔の遠心分離機〕も手に入れている。そしてテヘランの医療用原子炉で利用するために製造が開始された濃縮度20%の〔ウラン〕燃料も、すでに40キログラムに達している」と語った。

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( 翻訳者:渡部智士 )
( 記事ID:22375 )