ブルサvsベシクタシュ試合前に応援団衝突、34名負傷―ゲームは中止
2011年05月07日付 Radikal紙

スポル・トト・スーパーリーグで開催予定だったブルサスポル対ベシクタシュの試合が試合前に起こった事件によって中止された。これらの事件で警察官15人と市民9人を含む34人が軽傷を負ったことが明らかにされた。

県スポーツ安全委員会の決定によってベシクタシュのサポーターに7年ぶりにブルサ・アタテュルク・スタジアムに入る許可が与えられたが、彼らが試合を観戦することを望まない(ブルサスポルのクラブカラーである)緑と白を身につけたサポーターたちは、ブルサ・アタテュルク・スタジアムの周辺に集まった。警官がベシクタシュの選手とサポーターの移動のため安全対策をとると、緑と白を身につけたサポーターたちは「ベシクタシュ・サポーターをスタジアムに入れるな」と言って警官と衝突した。

警察が安全対策を講じるのを妨害しようとするサポーターと警察の間で騒動が起こった。このとき一部のサポーターは、石やビンを持って警官に投げた。警察は催涙ガスをぶつけて群衆を解散させようとした。催涙ガスによってサポーターとともに通りすがりの市民と警官も被害を受けた。ガスを受けた警察官たちは互いの顔を水で洗って手助けをしようと努めた。

警察の奮闘にも関わらずスタジアム周辺から離れまいと抵抗した約1000人のサポーターの一部は、騒乱のスタンドを離れて逃げた露店の柱も手にした。サポーターたちは1000人規模のグループでその多くは石や柱を持ち、何時間も現場に留まり続けた。グループと警察の間でしばしば騒動が起こった。

一方、一部のサポーターたちは店を石で攻撃した。一部のサポーターたちがスタジアムのVIP入り口のフェンスをも乗り越えたことが明らかにされた。騒動の中でけが人がでたことが明らかにされ、警察無線から「救急」の発信がなされた。

■「大事件が起こった」
トルコサッカー連盟(TFF)のリュトゥフィ・アルボアン副会長は、AA通信に行った会見で、ブルサ・アタテュルク・スタジアムで起こった事件について知事、警察、観客、審判その他の責任者たちと行った会談の後TFF理事会として、「安全に試合が行われない」としてブルサスポル対ベシクタシュ戦の中止を決定したことを明らかにした。

アルボアン副会長は次のように発言を続けた。
「なぜなら、ベシクタシュ戦が行われるスタジアムに入ることも出来なかったからである。以前誓約されたにも関わらず、ベシクタシュのサポーターたちは試合に来られなかった。大きな事件が起こった。このためTFF理事会として安全に試合が行われないとして試合を中止した。この試合に関する最終決定はTFF理事会が下すだろう。」

■延期ではなく中止
サッカー連盟の法律関連責任者であるユヌス・エゲメンオール理事はリーグTVに会見を行い、ブルサ知事、警察、試合のエージェント、審判らと行った情報交換の後試合中止に関する決定が下されたと述べた。エゲメンオール氏は「私たちが見たすべての事件の後、競技規則に従い試合の安全性に関する事件と観客の事件によって競技規則に定められた権限によりこの試合の中止を決定した」と述べ、次のように話した。

「この決定は延期ではない。この決定は試合が実施されない方向での決定である。競技規則に従って理事会は試合の余波について早急に集まり決定を下す。理事会が下した決定に向けた説明と必要事項の両方が行われる。決定を下したのは試合の審判ではなく、サッカー連盟理事会である。この決定は延期ではない。試合が実施されない方向で下された事前決定である」

■「ブルサにもトルコにも似つかわしくない光景を捨てよう」
ベシクタシュ・クラブの副会長でサッカー委員会委員長のセルダル・アダル氏は、「ブルサにもトルコにも似つかわしくない光景を捨てよう」と述べた。アダル氏は、トルコサッカー連盟の中止の決定の後、ベシクタシュ選手団が滞在していたホリデー・イン・ホテルから離れる際に新聞記者らに行った会見で、事件を認めないと述べた。アダル氏は、「残念な状況だ。トルコサッカーに似つかわしくない。ブルサにもトルコにも似つかわしくない光景を捨てよう」と話した。

その後ベシクタシュ選手団は広範な安全対策のもとホテルの前から離れた。一団はブルサスポルのオスマン・ヌリ・ビチェル会長と理事のレジェプ・ビョリュクバシュ氏、イルハン・ウスル氏、セルチュク・エレン氏らに見送られた。理事らもベシクタシュ側に事件を残念に思うと述べた。機動隊のミニバスと3台の警察車両が一団に同行した。

■34人が負傷
ブルサのサハベッティン・ハルプト知事は、ブルサスポル対ベシクタシュ戦の中止を招いた事件について、「略奪者のグループと言える、スポーツと関係のない、サポーターに成りすました、サポーターとも思えない、ブルサスポル・サポーターでは決してありえない、一見ブルサスポル・サポーターのようでスポーツにもブルサにもトルコにもまったく似つかわしくないこの人々が行ったことはブルサともトルコともサポーターとも関係がない。これらは完璧に略奪者の一派である」と述べた。

ハルプト知事は、ハリル・ユルマズ県警本部長、ブルサスポルのイブラヒム・ヤズジュ会長と情報セキュリティシステム(MOBESE)のビルで記者会見を行い、ブルサスポル対ベシクタシュ戦の中止を招いた事件について述べた。ハルプト知事は、ベシクタシュの観客がブルサスポル戦に下された決定を誠意を持って受け取ったことを明らかにし、この日起こったことを遺憾に思うと述べた。ハルプト知事は事件を起こした人々が警察に石とともにビール瓶を投げたと述べ、これらの人々がサポーターというものとは関係ないことを明らかにした。

サハベッティン・ハルプト・ブルサ知事はさらに、ブルサスポル対ベシクタシュ戦中止の原因となったこの事件で警官25人と市民9人を含む34人が軽傷を負ったことを明らかにした。

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(翻訳者:永山明子)
(記事ID:22416)