文化観光大臣、セリミイェ・モスクはユネスコの世界遺産のリストに登録
2011年05月08日付 Milliyet 紙

セリミイェ・モスクはユネスコ世界遺産リスト登録に向けて運動が続いていたが、この度肯定的な報告書が上級委員会に提出され、6月19日以降セリミイェ・モスクが遺産リストに登録されることなった。これについてエルトゥールル・ギュナイ文化観光大臣は喜ばしい知らせであると述べた。

エルトゥールル・ギュナイ文化観光大臣は、ヒルトンホテルで行われた「イズミルにおける投資発展と計画事業」をテーマとする会議の開会式で、自身の母親が亡くなっていることを述べた上で母の日を祝い、「母親が生きている者たちは母親に電話するのを1日も遅らせないように。これはある教えの応用だ、良い考えが浮かんだときは先延ばしにしてはいけない、遅れてしまうかもしれないから。悪いことが浮かんだときには先に延ばしなさい、辞めることができるから」と述べた。

ギュナイ大臣はセリミイェ・モスクのユネスコ世界遺産リストへの登録について今朝、朗報を受けたことを明らかにし、次のように述べた。

「今朝、素晴らしい贈り物を得た。トルコにはユネスコ世界遺産リストに9つの地域が登録されている。候補には18地域があった。去年、数多の奮闘により5地域が追加され、先週は4地域が新たに登録された。ベルガマもこれらのひとつだ。現在、候補場所を27に増やしたことになる。私はユネスコの世界遺産リストにさらに新たな地域が登録されるよう努めている。セリミイェ・モスクを始めに、次はアランヤ、3番目にはエフェスを。6月19日以降、世界遺産のリストに登録された地域は10になるだろう。なぜなら、肯定的な報告が上級委員会に提出されたからだ。

セリミイェ・モスクが6月19日以降このリストに載ることを祈っている。これは私にとって選挙結果と同じ位重要なことだ。6月19日以降セリミイェ・モスクはユネスコの世界遺産リストに載るが、このリストには現在、トロイ、パムッカレ、サフランボル、カッパドキア、ディヴリーイ、イスタンブル歴史地区が登録されている。完全なるトルコ・イスラームの伝統の一例として、セリミイェ・モスクも登録されることになるだろう。これは非常に素晴らしく喜ばしいことだ。私は6月19日を期待して待っている。ユネスコの世界遺産リストには世界のいくつかの地域しか登録されないのに、それでも10、15、20、25もの地域を載せた国もあったようだ。今後は新たな地域を正式登録させることは非常に難しくなり、多くの準備が必要とされるだろう。このため、セリミイェ・モスクの登録は我々にとって非常に喜ばしい進歩である。アランヤやエフェスも登録されることを願っている。セリミイェ・モスクは私に大いに希望を抱かせてくれた」。

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( 翻訳者:倉田杏実 )
( 記事ID:22428 )