トルコの大学、教員募集中
2011年05月10日付 Yeni Safak 紙

トルコ人材協会は、大学教員を募集している。2001年の大学数は76校であったが、この10年間で約2倍に増加し、156校に達した。現在、12の大学で数百名の教員が不足している。このためトルコ人材協会は、途切れなく大学教員の求人広告を出している。

トルコでは、大学数が急増している。2001年に大学数は76校であったが、今日までに2倍を超え、156校に達した。このため、大学教員は、求人で優先度の高い位置を占めるようになった。多くの大学が、教員を募集しており、トルコ人材協会が最も求める人員に、教員があげられる。人員を見つけようと列をなす大学は、トルコ人材協会に常に教員を要求している。トルコ人材協会も、この要請に応じるために、途切れなく教員募集広告を出している。現在、13の大学で数百名の教員の求人があり、例えば、アフヨン・カラヒサール大学では75名の教員を募集している。

ザマン紙の報道によれば、近年、高等教育において大きく進歩したトルコは、大学数を急増させた。長年、大都市で林立していた大学は田舎へも広がっている。大学が存在しない県はなく、大都市ではすでに複数校の大学がある。特に私立大学の数は急増しており、156の大学のうち、54校が私立大学で、102校が国立大学である。多数の新大学の設立準備も続いている。過去10年間で新設された大学数は80校であるが、これが新教員不足の原因となった。大学は雇用の重要な門戸になり始め、トルコ人材協会に教員、研究員及び講師を求めている。もう長いこと公務員求人広告のほとんどを大学教員の求人が占めている。大学教員は、数字としては最も不足しているものではないが、トルコ人材協会に最も要請されるグループのうちの一つである。現在、トルコ人材協会では、16の公的機関の職員を募集しているが、これらの組織のうち13は大学で、公務員の求人広告ではその80~90%を大学の求人が占める。この状況は、特に修士課程を修了し、博士課程に在籍する学生たちが飛ぶように売れる要員となっている。一方で、大学教員の求人需要を満たすために、5年間で5,000名の学生が、大学院教育のために海外に派遣されている。2007年に475名、2008年に418名、2009年に567名、2010年には941名の学生が海外に派遣された。2012年末には合計5,000名の学生が派遣されたことになる。しかし、大学教員として、教育を終え授業を出来るようになるまで少なくとも6~7年がかかる。大学数はほぼ毎日新しく増加している。こうした状況は、大学教員の不足がしばらく続くことを示すものだろう。

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( 翻訳者:石川志穂 )
( 記事ID:22451 )