インターネット検閲強化問題で、情報テクノロジーコミュニケーション協会長反論
2011年05月10日付 Radikal 紙

8月22日にインターネットの世界に暗雲が立ち込めるだろうという主張に、その世界の第一人者からそれを否定する声が届いた。

情報テクノロジーコミュニケーション協会(BTK)会長のタイフン・アジャーレル氏は、8月22日にインターネットに大規模な検閲が入るとの主張に対し、バヌ・ギュベン氏の番組で発言を行った。

BTK会長のアジャーレル氏は、トルコにおけるインターネット接続が中国や同様の国々のように制限されるとの主張は、現実を反映したものではないと語った。

8月22日に導入されるシステムについて次のように述べた。
「現在、およそ950万人近くのインターネット契約者がいる。これらは現在、既存のあるいは標準のプロファイルです。8月22日以降、現在のものに加え安全なインターネットプロファイルと言えるものが一つ追加されます。契約者の全てが安全なインターネットプロファイルにアクセスしている保証はないのです」

インターネット接続会社に対し、二つの選択肢を(利用者に)提供するよう義務を課したと強調したアカーレル氏は、以下のように言葉を続けた。

「それらを二つに分けることは有効だと考える。既存のプロファイルと信頼のおけるインターネットプロファイルである。既存のプロファイルの契約者は、望むなら安全なインターネットプロファイルに移行できるし、これはあくまでも完全に予約者の意向による。現在のものに加えて、一つの選択肢が追加されるのです。望むのなら既存のものを利用することも可能であるし、望むなら安全なプロファイルに移ることもできる。4つに分けるといっても4つから一つ選ぶようなものではない。新システムの適用がなされないなら、現在の状況が続くことになったでしょう。8月22日以後、安全プロファイルに移ることを望まないのなら、現状のものがそのまま継続することになる。これは完全に契約者の希望に沿ったものだ。契約者は望むなら移ることができる」

インターネット接続を選ぶのは契約者自身の意思だとしたアジャーレル氏は、変化が望まれた場合どのような方法がとられるかについて次のように説明した。
「安全なプロファイルに移行できる。与えられるキーワードで即時に既存のサイトに移ることもできる。サイト間移動は契約者には無料で提供される。社会でなすべき役割を果たさずして、望ましい状況がもたらされることなど可能だろうか?これを追求できるシステムを有する組織などない。BTKにどのように追求させようというのか?」

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( 翻訳者:藤永巌広 )
( 記事ID:22453 )