イスタンブル・ショッピング祭、500万人観光客訪問で大盛況
2011年05月13日付 Zaman 紙


初めて開催されたイスタンブル・ショッピング祭で小売業者の顔が綻んだ。期間中、この催しに訪れたトルコ人や外国人によるイスタンブルでの買物額は80億リラに達した。消費者はショッピング・センター(AVM)で最も多くお金を使い、次にニシャンタシュ、タクスィム、エミノニュ周辺の衣料店、グランドバザルの貴金属店でよく買い物をした。

イスタンブル全体を一つのショッピングと娯楽の中心地にする目的で、3月18日から4月26日の間開催されたイスタンブル・ショッピング祭は、主催者たちを大いに喜ばせた。40日間の開催期間中、イスタンブルには周辺諸国をはじめとする500万人の観光客が訪れた。トルコ人や外国人観光客ら数百万人が買い物を行ったイスタンブルでは、全体の総売上額が81億5300万トルコリラとなった。最もお金が使われたのは、11億8900万トルコリラを売り上げたショッピングセンターで、6億7209万トルコリラを売り上げた衣料店、1億1900万トルコリラを売り上げた貴金属店がこれに続いた。
40日にわたって行われたイスタンブル・ショッピング祭は、織物や既製服メーカーをはじめとする数百もの企業の売上高を大きく増大させた。またショッピング祭開催期間中の貿易額についてはトルコ輸出業者協議会(TİM)、製造業組合(BMD)、銀行カードセンター(BKM)が共同で発表し、それによると輸出額は前年同期比26%増の81億5307.7万トルコリラであった。この件に関してコメントしたセルタチ・オズィナル銀行カードセンター会長は、ショッピング祭は小売業のセクターだけでなく、交通業界、ホテル業界にまで力強い影響を及ぼしたと語った。BKMのデータによれば、最も商いが活発であったのはショッピングセンターであったと述べるセルタチ会長は、それを数字にすると10億トルコリラ超を売り上げていることになると話した。前年同期比でみると、イスタンブルのショッピング・センターにおける売上高は21%増を記録した。更にイベントの期間中、イスタンブルではクレジットカードや銀行カードで合計6億7209.3万トルコリラが衣料品に使われた。この数字は、前年同期比27%増であった。BKMのデータによると、イスタンブル・ショッピング祭で最も多くのお金が使われた場所は、イスタンブルのベシクタシュであった。カニヨン(Kanyon)、メトロ・シティ(MetroCity)、そして新たにオープンしたサップヒレ(Sapphire)等多くのショッピグセンターがあるベシクタシュでは、クレジットカードや銀行カードで6億3396.4万トルコリラが使われた。場所ごとの売上高ではベシクタシュに続いてカドゥキョイが6億725.5万トルコリラで、ウムラニエが5億2124.9万トルコリラで続いた。売上高で最大の増加率を見せたバクルキョイは58%の伸びであった。イスタンブルの外からはインターネットショッピングが利用された。E取引では消費者は銀行カードで合計17億6819万トルコリラを使った。特に観光客の呼び込みのために開かれた催しは、期待通りの結果をもたらした。トルコ国外のクレジットカード、銀行カードでは前年比66%増の2億5200万トルコリラが使われた。クレジットカード、銀行カードでの消費が最も上昇した業種はホテル業であった。

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( 翻訳者:有田 潤 )
( 記事ID:22474 )