考古学博物館で「皇帝たち展」はじまる
2011年05月13日付 Radikal 紙


アナトリアの皇帝たちを物語る品々が、イスタンブル考古学博物館で開催される「皇帝たち」という企画展で集められた。ヒッタイトの時代からオスマン帝国に至るまで、アナトリアとその周辺地域を支配した帝国の数々―これらを象徴する品々を集めた企画展の開催式典が、エルトゥールル・ギュナイ文化観光大臣によって執り行われた。ギュナイ大臣は開催式で、この企画展が自らのアイディアであり、世界の注目を集めるような品々を集めたいと考えていると説明した。
博物館のアッソスホールで行われている展示は、ヒッタイト帝国、アケメネス朝、マケドニアのアレクサンドロス大王の帝国とそれに続く王朝、ローマ帝国、東ローマ帝国、そしてオスマン帝国と、時代を追った5つの部分から構成されている。
展示には各省に属する14の博物館と、参謀司令本部に属する2つの博物館、合計16の博物館から貸し出された210の作品が並んでいる。ここ数年で最も関心を集めている考古学的な出土品のひとつ、サガロッソスで見つかったハドリアヌス帝とマルクス・アウレリウス帝の彫像の破片は、企画展の最も注目される品々である。また、女帝リヴィアの頭部彫像や皇帝クラウディウスと皇妃アグリッピナのレリーフ、皇帝ネロの彫像も(歴史的に)重要な作品である。企画展は8月1日まで開催される。

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( 翻訳者:杉田直子 )
( 記事ID:22484 )