ライオンを趣味で飼ってはいけない
2011年05月17日付 Yeni Safak 紙


交通取締りで小型トラックの荷台にライオンがいるのが見つかり、県環境森林局の職員によってブルサ動物園に引き渡された。

イネギョルーボズユク間の52キロ地点で交通取締りを行った地区交通局の職員が、フェルハト・コチさん(27)が運転していたナンバープレート「41EY314」の小型トラックを停車させた。このトラックの屋根付き荷台で2歳のライオンが見つかり、昨夜遅くに県環境森林局の職員によってブルサ動物園に引き渡された。

幼いライオンは、「アフメト、ズラ、パシャ、ムスティ、ヒュダヴェルディ」という名の他のライオンもいる広場で、彼らとは別の檻に入れられた。動物園の職員らによると、県環境森林局が決定を下すまで、幼いライオンはここで保護されるという。

県環境森林局のタラト・ムフチュオール副局長は、保護対象となっている動物は、許可証なしに移動させることはできないと説明する。

このためにライオンが当局の管理下に置かれ、フェルハト・Kさんとアイハン・Kさんについても法的手続きが始められたとして、「職員がこの件に関する調査を進めている。ライオンの輸送のために許可証が出れば所有者に引き渡す。出なかった場合はライオンを飼育トレーニングのためカラジャベイにある施設に移し、その後にどこかの動物園に引き渡すことになるだろう」と述べた。

ムフチュオール氏は、ライオン輸送の許可証を持っていなかったことから、ライオンの所有者に3千リラの罰金を科すことも明らかにした。

ライオンの所有者であるフェルハト・コチさんは、この雄ライオンを生後2か月の時にイスタンブルのカドゥキョイにある動物の販売店で購入したと説明した。

コチさんは、ライオンをアフヨンカラヒサルの村にある、自ら所有する農場で育てたと話し、「買った時はとても小さかった。短期間で大きく成長し、うちの敷地がライオンにとって狭くなり始めた」と述べた。

チャナッカレにより広い土地を擁する農場があると説明したコチさんは、次のように語った。

「ライオンをより広い場所で育てようと、チャナッカレにある敷地に運ぶところでした。輸送のために必要な書類もあります。通報のせいで交通隊に止められ、彼らは車の荷台にいたライオンを見つけると軍警察に知らせました。その後、事が大きくなりました。輸送のための書類に不備があったそうです。数日のうちに必要書類を提出して、ライオンを取り戻すつもりです。誰にでも趣味はあるもので、私はライオンを趣味で飼育しています。これは私の趣味です」。

「趣味として他の種類の動物を育てないのか」という質問に対しコチさんは、「育てているが、私はあの子も育てたい」と返答した。

この間、昨夜、クルシュンル軍警察署へ連行されたフェルハト・コチさんとアイドゥン・クズルダーさんは、同署で取り調べを受けた後、釈放された。

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( 翻訳者:藤永巌広 )
( 記事ID:22536 )