ギュル大統領、リビア反政府派リーダーと会見「リビアにカダフィーの居場所はない」
2011年05月23日付 Yeni Safak 紙


アブドゥッラー・ギュル大統領が、リビア反政府派リーダー、ムスタファ・アブドゥルジェリル氏との会見で「リビアにカダフィー政権の居場所はない」と語ったことが明らかになった。

一連の会議のためトルコを訪問したアブドゥルジェリル氏は、面会したギュル大統領に対し、リビアの政権移行プロセスに対しトルコからの支援を求めた。

ギュル大統領も、リビアが圧政や専制を脱して新しいシステムを早急に構築すること、また政権移行プロセスが早く終わることが必要であるとし、「もうリビアに旧体制の居場所はない」と語った。

ギュル大統領は、反政府派が(圧政に対する)報復の感情を行動に移さないことが重要だと語り、反政府派がすべてのリビア国民を受け入れ、混乱状態に陥らないよう努める必要があると話した。また、政権移行期を迎えたリビアに対し、トルコがあらゆる支援や援助を行う用意があることを伝えた。

アブドゥルジェリル氏とギュル大統領の会見では、会見の最後の部分だけ、マスコミに公開された。その際ギュル大統領は、リビアの今の混乱は必ず終わりを迎えると思っていると語り、トルコ国民の心はリビア国民のもとにあると話した。

アブドゥルジェリル氏もまた、エルドアン首相がカダフィー大佐に対して政権の放棄を呼び掛けたその日、リビア国民がトルコ国旗を掲げてこれを喜んだことを話した。

アブドゥルジェリル氏とギュル大統領の会見には、アフメト・ダヴトオール外相も同席した。

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( 翻訳者:池永大駿 )
( 記事ID:22623 )