ギリシャ政府、アタテュルク生家を歴史遺産指定
2011年05月27日付 Radikal 紙


ギリシャのテッサロニキ(セラーニク)にあるアタテュルクの生家が、ギリシャ文化省近代歴史遺産センター委員会によって、「歴史遺産」に指定された。

ギリシャ文化省近代歴史遺産センター委員会は、全員一致で、省管轄の住宅遺産に決めたと発表した。

ギリシャでの報道によると、近代歴史遺産委員会は、テッサロニキにあるムフタファ・ケマル・アタテュルクの生家が、保護されるべき歴史的建造物か否かを、ここ最近、討論してきたという。

この建物はトルコ政府が所有しているが、一部に改修工事が必要なことから、トルコのテッサロニキ領事館が、この件での許可をえるため、(ギリシャの)建設局に申し入れを行ったという。この建物はすでに建造以来100年を越えていることから、(ギリシャの)考古学法によると「保護の必要な建物」の範疇にはいる。このため、この件はギリシャ文化省が担当することとなったという。

■トルコ領事館の希望により

報道によると、トルコ領事館がギリシャ文化省に対し「歴史建造物」に指定するよう求めたという。

トルコの在テッサロニキ領事館の庭に位置し、Apostolu Pavlos通りとAgiu Dimitriu通りの交わる角にたつこの家は、10年来、博物館として公開されている。

この建物は、3階建で庭に囲まれ、1,870年に建造されたと言われている。

テッサロニキ市によってトルコ政府に寄贈されたこの家は、ムフタファ・ケマル・アタテュルクを記念する博物館に転用された。博物館では、アタテュルクの様々な時期の写真や使っていた品物、学生時代の証明書などが展示されている。この博物館を、毎年、25000人のトルコ人が訪問している。

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:22672 )