司法権長官、「逸脱した」書籍の取り締まりについて言明
2011年05月21日付 Jam-e Jam 紙

司法長官は、イスラーム社会における宗教的偉人や宗教学者(ウラマー)の役割を〔信徒らに向けて〕これまで以上に明確に説明するよう、〔関係者に〕呼びかけた。

 アーヤトッラー・アーモリー=ラーリージャーニーは、「バーボル・ヌーシールヴァーニー」工科大学で行われた「サイード・アル・オラマー・アシュラフィー記念大会」の初日、「革命や聖なる防衛〔=イラン・イラク戦争〕に偉大なる宗教学者たちが参加していたことの影響は、あらゆる人々に及んでいる」とした上で、「逸脱の取り締まりに宗教学者や宗教指導者が何らかの役割を果たすことが極めて重要であり、効果も大きいだろう」と加えた。

 同氏はまた「若い世代に宗教学者の〔イスラーム社会における〕位置付けを紹介し再認識してもらうためには、もっと頻繁に記念大会などを催すことが必要だ」とした上で、「こうした措置によって、若者たちが逸脱した神秘主義に傾倒するようなことも、大部分妨げるだろう」と述べた。

 同氏はさらに、「改革時代〔※ハータミー氏が大統領に就いていた1997〜2005年〕、偽りに満ちた倒錯や逸脱した集団〔※ここではハータミー時代に流行った改革思想やその指導者たちのことを指す〕についての書籍が大量に印刷された」と指摘したうえで、「司法機関は法の範囲内で、こうした逸脱の取り締まりに乗り出すことになるだろう」と加えた。

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( 翻訳者:今成加菜美 )
( 記事ID:22679 )