ラーリージャーニー国会議長「省統合は国会の承認が必要」
2011年05月11日付 Jam-e Jam 紙

国会、政府による最近の省統合を違法と指摘し、3大臣の職務継続を要求

国会の承認を得ることなく行われた政府による省統合の決定に対し、アリー・ラーリージャーニー国会議長は「〔国会の承認を経ずして〕大臣たちに対して省の統合を通知することは違法であり、早急に阻止されなければならない」と強調した。

 ジャーメ・ジャム紙の報告によると、第5次開発計画法53条に関する政府の解釈、ならびに国会の承認を経ることなく行われた省統合に対して、国会議員らは相次いで激しい抗議の意思を表明、その結果、国会の運営委員会も政府の決定に対して、疑義を申し立てる事態に発展した。

〔‥‥〕

 国会公開本会議での議員らの相次ぐ抗議の申し入れのなかで、政府が〔国会への根回しもなく〕一部の省の統合について〔独断で〕決定を下しただけでなく、この統合を閣僚らに通達したことを知ったラーリージャーニー国会議長は、国会の本会議に出席していたモハンマド・レザー・ミールタージョッディーニー国会担当副大統領に向けて、「統合に関しては以前から意見の違いがあり、最初から国会の承認が必要だったはずだ。その上で、〔統合について閣僚への〕通達が行われるのが筋だ。従って、国会の承認を得ることなく、こうした通達が行われたことは違法であり、阻止されねばならない。なぜなら、その社会的影響は甚大だからだ」と強調した。

 〔‥‥〕しかしこれに対して、モハンマド・レザー・ミールタージョッディーニー氏は返答として、政府は法的義務を果たしてきたと述べ、政府は第5次計画法に記された明確な原則に従って行動している、と強調した。

〔‥‥〕

Tweet
シェア


関連記事(4省が統合に:残る3つの疑問)
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:齋藤奏恵 )
( 記事ID:22695 )