「ポリース(警察)」の代替語、ペルシア語では作られず
2011年06月01日付 Jam-e Jam 紙

ペルシア語言語文学アカデミー所長は、「ポリース(警察)」に代わる単語を発表しないことを明らかにし、「『ポリース』の代替語として『パースヴァル』という語が提案されたが、採用されなかった。今後、この語の代わりとなる語の選定作業が行われる予定はない」と述べた。

メフル通信が伝えたところでは、ペルシア語言語文化アカデミーは1年前から、「ポリース」の代わりとなる語の選定作業に多大な労力を費やしてきた。「軍関連用語選定委員会」の委員らによると、156の代替語が提案され、最終的に彼らの注意を引いたのは、唯一「パースヴァル」という語だったという。

しかし、「発音が困難」などの多くの問題が原因となって、最終的にゴラームアリー・ハッダード=アーデル所長が議論の幕引きを図り、「『ポリース』の代替語の発表は行わない」ことを宣言したのである。

同所長は、「『パースヴァル』という語は代替語として採用されない。最高指導者事務所からもアカデミーにいる私たちに、この語を『ポリース』の代替後として採用するべきではない旨、通達があった」と述べた。

同所長はその上で、「アカデミーもこの意見に従い、『ポリース』に代替語は充てないこと、候補の選定作業も行わないこと、そしてこれからも『ポリース』という語を用いていくべきこと、などを表明する」と語った。

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( 翻訳者:小原智恵 )
( 記事ID:22817 )