■女性露天商たちが解決策を求める
2011年6月15日
【サーミヤ・アブドゥッサラーム】
女性露天商たちはエジプトで一つの現象となっている。彼女らは、露天商の総数の30%を占めており、その多くが高等あるいは中等の卒業資格を保持しているが、生活の状況のため、彼女たちは家族を養うために仕事で市場へ出ていかざるを得ないのである。
彼女たちの一部は、野菜や果物を運んで、わずかな儲けでそれを売るために政府機関の前に立っている。別の女性たちは、野菜を切るなどして下準備を行うだけでなく、様々な種類のマハシー(野菜の詰め物料理)の準備をして、儲けを増やしている。
この問題の重要な点は、ならず者たちが彼女たちに上納金を課していることである。彼女たちにとっては働くことが必要であるにもかかわらず、彼女たちの一部は完全に市場を去ることを余儀なくされるほどである。この新しい現象を受けて、経済開発協会連合の連合長および特別事業のための国際センターのセンター長を務めるフアード・サービト技師は、討論セミナーを開催した。そのセミナーは、露天商らに提案された法律の条文の背景にある哲学、これらの露天商らの労働環境や状況を改善するために18の県に固有の協会や組合を結成すること、そして小規模・中規模事業の事業主であるとみなすことを検討するために開催された。
新しい法律の目指すところは、賄賂とならず者から露天商の女性たちを保護し、彼女らの権利を守り、彼女らの安全を確保することである。そして、閣議に提案するための準備として、彼らの協会を通して各県の露天商の意見調査が行われる予定であり、それは露天商らが抱える問題の解決および彼らの生活レベルの向上を目指したものである。
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( 翻訳者:西方真帆子 )
( 記事ID:22898 )