ラーダーン司令官「貞節計画はマナーを守って実施します」
2011年06月13日付 Jam-e Jam 紙

 治安維持軍総司令官代理のラーダーン氏は、服装の乱れた人々に対する取り締まり計画を、明日イラン暦3月25日(西暦6月15日)から開始すると述べ、「この計画を実行するにあたり、ミスを最小限に、いや、ミスをまったく犯さないことを、皆さんに約束する」と語った。

 ISNA(イラン学生通信)の報道によると、アフマドレザー・ラーダーン司令官は、任務を実行するにあたって、警察官は礼儀と敬意をもって行うことを市民に約束した。

 同司令官は続けて〔‥‥〕、「治安維持軍が他の機関と協力して行った世論調査によると、服装の乱れについて市民と国の責任者の間で懸念が生じている。市民の要求と法の定めに基づいて、治安維持軍は法律を施行し、この現象を取り締まる義務がある」と述べた。

 同司令官は更に、服装の乱れの基準、つまりどんな服装を警察が取り締まるのかという問題について、以下のように述べた。

服装の乱れの基準は、以前と同様である。警察は、丈や袖の短いマントや身体に密着したマント、短いズボンを着用している女性、ならびにスカーフの前後から髪の毛が出ている女性に対して、服装の乱れを適用する。

 同代理は加えて、「服装の乱れの問題は、一個人の問題ではなく、一つの社会現象として現れた問題なのであり、我々はこの現象の解決を図らなければならない」とも述べた。

 ラーダーン氏によると、服装の乱れは、単に一個人が公衆の面前で不適切な服装をしているというだけの問題ではなく、むしろ迷惑行為や〔婦女〕暴行といったそれ以外の懸念・事件が生じ、こうした状況に関して社会を苦痛にさらすことが問題なのだという。

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( 翻訳者:森田沙里 )
( 記事ID:22960 )