ハマダーン州で占い師とジン使い、合わせて7名が逮捕
2011年06月21日付 Jam-e Jam 紙

これらの容疑者は互いに血縁関係にあり、一日に90万トマーン〔約6.6万円〕を荒稼ぎしていた。

 ハマダーン州で占い師7名が逮捕された件について、新たな詳細が革命防衛隊によって発表された。

 ある治安当局者はファールス通信とのインタビューの中で、「新興宗派との闘いを目的として、国会の国家安全保障委員会と内務省、ならびにその他関係機関は《社会的安全計画》を提出、〔新興の〕分派や迷信、嘘つきどもを取り締まることが〔喫緊の〕課題となった」と指摘、その上で「これに関し、第一フェーズでは関係機関が10の州で大規模な対策を実施した。同様にハマダーン州でも、適切な措置が講じられた」と続けた。

 この治安当局者は「これとの関連で、ハマダーン州バハール県の某地域では、占いや魔術、呪文、開運、呪い、祈祷などに手を染めていた者たち10名の存在が確認された」と語った。

 この人物はさらに、全国から人々が相談にこうした者たちのもとを訪れていたと指摘し、「これまでに、うち7名が逮捕された。彼らはみな、互いに血縁関係にあり、ほとんどが兄弟関係にある。しかし、彼らは互いに競合関係にあっったため、それぞれ散り散りになって自らの事務所を開設していた。彼らは互い〔の能力〕を否定し合っていた」と述べた。

 この人物はその上で、「この者たちは、最初の訪問で2万5千~7万5千トマーン〔約1,800~5,500円〕を受け取り、特別の時には相談毎に最高で30万トマーン〔約23,000円〕を受け取っていた。しかし相談者たちは、結果が出るはずだとの思いから、何度も彼らのもとを訪れる羽目に陥っていた」と指摘した。

〔‥‥〕

 この治安関係者は、彼らの顧客の多くは金持ちのご夫人方であったと指摘し、「実際、占い師らは著名な人物たちも彼らのもとに相談に来ていたと主張している」と述べた。

 この人物はさらに、「彼ら〔=逮捕された占い師〕のうち2人は、宗教指導者たちが着る法衣を身にまとっていたが、しかしこれに関して〔宗教指導者として活動するための〕許可などまったく得ていなかったし、神学校での教育はおろか、一般の教育すら受けていなかった」と指摘した。

 この人物はその上で、「これらの占い師たちは年齢にして35歳から70歳で、仕事を行うにあたって不道徳なことにも関わっていた」とも述べた。

〔‥‥〕

 革命防衛隊の関係者である同氏は、逮捕者たちに関しては、現在およそ30人が訴えを起こしていると指摘し、「この者たちのネットワークは、極めて広範囲に及んでいる。大学生の間にすら、エージェントがいたほどだ。彼らは大学周辺でも宣伝活動を行い、詐欺のために一部の学生らを誘惑していた」と述べた。

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( 翻訳者:古賀夏樹 )
( 記事ID:23002 )