「堕落集団」のメンバーら8名が逮捕
2011年06月19日付 Jam-e Jam 紙

「堕落の館」を作って若い男女をだまし、罠に陥れていた8人組の犯罪グループが、昨日マールリーク警察署の捜査官らによって逮捕された。

 ジャーメ・ジャム紙の報道によると、先週水曜日、ある男性からキャラジにあるマールリーク警察署に、隣人男性の家に見知らぬ男女が不審な様子で出入りしているとの通報が寄せられた。マールリーク警察署の捜査官らが現場に向かい、近隣を調査をしたところ、アクバルという名の中年男性が一週間前からアパートを賃借りし、真夜中に見知らぬ人々が彼の家を出入りするようになったことで、地域住民たちの安らぎが奪われていることが判明した。

■ 堕落したグループのメンバー8名の逮捕

 捜査の結果、アパートを借りていた男は自分の家を「堕落施設」に変えていたことが明らかになった。捜査官らは〔州の?〕副検事でマラールド県検察庁所長のホセインザーデ判事と調整した上で、昨日家宅捜索を決行、若い男4名と若い女3名と共に、家主の男を逮捕した。家宅捜索の結果、多量の麻薬(覚せい剤)とそれを使用するための道具が発見・押収され、「堕落施設」は法的指示により封鎖された。

 容疑者たちの前科を調べたところ、全員が刑事事件での前科を有していることが判明、彼らを「堕落の館」を設立した容疑で逮捕し、投獄した。

 捜査官らによる別の捜査では、グループのリーダー(アクバル)は少し前に別の地域で堕落施設を立ち上げていた容疑で警察に追われていたことが判明した。このようにして、グループのリーダーは別個の取り調べを受け、堕落の館を作ったことを自白した。

■グループ・リーダーの自白

 容疑者は警察に対し、「少し前に浮浪者の男たちや街娼の女たち、家出少女たちを街の公園で見つけては、架空の会社に採用すると持ちかけて彼らをだまし、罠に陥れた」と述べた。

 容疑者はまた、「一週間後、彼らに無理やり麻薬(覚せい剤)を使用させ、彼らは次第に麻薬中毒者となっていった。そうして、彼らは麻薬の費用と生活費を得るために、私の言うことを素直に受け入れるようになっていった」とも供述しているという。

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( 翻訳者:上山詩織 )
( 記事ID:23047 )