エジプト:ミッキーマウスの風刺画に対するサラフィー主義者の抗議
2011年06月27日付 Al-Ahram 紙


ミッキーマウスと猿の戦争がサラフィー主義者とサーウィールス氏の間で勃発

2011年6月27日『アル=アハラーム』

【カイロ:ムハンマド・アリー・アンズ】

ツイッターの個人のページで長いローブを着て、ひげを伸ばしたミッキーマウスの写真が公表されたことを受け、サラフィー主義者たちは実業家のナヒーブ・サーウィールス氏のビジネスをボイコットするキャンペーンを行うことを決定した。

同氏が経営する著名な通信会社の番号や、同氏が大口所有者の一人となっている『アル=ミスリー・アル=ヤウム』紙もボイコット対象に含まれる。

サラフィー主義の潮流のシンボルである、ヤースィル・ビルハーミーとムハンマド・アブドゥルマクスード両教授は、支援者たちにボイコットキャンペーンを遵守することと、この不快な絵についてサーウィールス氏を問責することを求めた。両教授の要求は、サーウィールス氏が問題の絵を発表したことや自身が経営する新聞に掲載したことを迅速に謝罪したにもかかわらず行われた。サーウィールス氏は、イスラームを揶揄するつもりはなかったと強調した。しかし、このような謝罪は役立たなかった。一部の若者は、サーウィールス氏を猿のように描いた風刺画を、「謝罪は必要ない・・・我々はお前を馬鹿にする」とのコメント付きで作成した。サラフィー主義者たちは、その絵とのいかなる関係をも否定した。また、「アル=ヒクマ・アッサラフィーヤ」チャンネルは、サーウィールス氏がムバーラク前大統領を支持する立場をとったり、憲法第2条の廃止を求めたりした内容を含むレポートを放映した。

結党準備中のサラフィー復興党のマムドゥーフ・イスマーイール党首は、検事総長に対しサーウィールス氏がイスラームを軽蔑しており、イスラームのシンボルを嘲笑していると告発した。

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( 翻訳者:西方真帆子 )
( 記事ID:23048 )