セリミイェ・モスク(エディルネ)、世界遺産入り
2011年06月27日付 Radikal 紙


ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)はセリミイェ・モスクとそのキュッリイェ(複合施設)を世界遺産に登録した。

ユネスコが今日(27日)行った声明で、エディルネにあるセリミイェ・モスクとそのキュッリイェ(複合施設)を世界遺産に登録したことを明らかにした。

セリム2世がセリミイェ・モスクをエディルネでミーマール・スィナンに造らせた。スィナンが90(いくつかの本では80歳と書かれている)歳の時手掛け、「自身の最高傑作」と述べたというセリミイェ・モスクは、ミーマール・スィナンにとってだけでなく、オスマン建築にとっても最も重要な建築物の一つである。

このモスクの建築は、入口の碑銘によると1568年(ヒジュラ歴976年)に始まった。モスクは1574年11月27日金曜日に開かれる予定であったが、セリム2世逝去の後、1575年3月14日に開かれた。

フランスで週末まで続いた会議の末、セリミイェ・モスクとキュッリイェ(複合施設)が世界遺産に登録されることが期待された。

■世界遺産プログラムとは何か。

1972年にユネスコで採択された「世界自然・ 文化遺産保護条約」によると、世界で「普遍的で顕著な価値」という基準に適合する文化的、また自然の存在が「世界遺産」とされている。

「世界遺産リスト」という名称のリストに加わることができた場所は、世界的なステータス、名声、観光地としての知名度、資源・技術支援を得ることができる。

登録国はこれに対して、世界遺産に登録された場所の「真正性と完全性」を保全計画に従い保護するために、必要な管理上の対策をとる義務がある。

保護条約順守の監視は、24カ国の国際的な専門家から選ばれた世界遺産委員会が責任を持つ。リストに入る場所も同委員会が決定する。

トルコでは申請の結果、1982年から現在に至るまで、世界文化遺産リストにイスタンブル歴史地区、ディヴリーのウル・モスク、トロイ遺跡、サフランボル、パムッカレ、カッパドキア、ネムルト山、クサントス・レトーン、ハットゥシャシュが登録されている。

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( 翻訳者:池田峻也 )
( 記事ID:23051 )