エジプト軍事最高評議会、「革命青年」グループの政党結成に支援を提案
2011年06月27日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ 革命青年に結党支援を提案
■ 軍事評議会、「決意の金曜日」デモに先んじて選挙の9月実施を表明

2011年06月27日『クドゥス・アラビー』

【ロンドン:本紙】

エジプト軍情報筋は議会選挙について、殆どの市民勢力と革命連合が延期を求めており広汎な反対があるにも拘わらず、年末ではなく今年9月に行われると言明した。

ナイル・チャンネルが軍情報筋の発言を伝える一方、青年運動や革命青年連合は7月8日に予定されている「決意の金曜日」デモへの大勢の人々の参加を呼びかけた。

最高評議会のメンバーらは、軍が革命青年グループの数人に対して、先に発表された事柄を実行し、人民の意志や考えを表明する民主主義的で公正な雰囲気の中で議会および大統領選挙を実施し、市民国家を守り市民権の価値を高めエジプトを自由と民主主義と社会正義の地平へと導く国民憲法を制定すると約束したことを明らかにした。

エジプト軍最高評議会の複数のメンバーは、エジプト社会における連合組織や団体の大半を代表する1月25日革命青年グループと会見を行い、青年たちが自らの方向性を表明する政党を設立するための努力を一体化させることの重要性や、軍最高評議会としては政党設立に向けた青年らの努力に対して、彼らが困難に打ち勝ってエジプトの政治生活において先駆的な役割を果たせるよう必要な支援を行う用意があることなどについて話し合われた。

軍最高評議会のメンバーらは会見の中で、「厳正なエジプトの公平性を通して、軍部はいかなる勢力、政党、団体に対しても偏向せず、国民の全ての階層集団とも同じ距離を保ち、法を尊重し、公正なるエジプト司法機関を通じて、腐敗した者や人民に害をなした全ての者に対する制裁を引き続き実行する」と確認した。

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( 翻訳者:風間満 )
( 記事ID:23060 )