数時間の間に5千件もの交通違反を取り締まり。砂漠道路で暴力行為、麻薬、偽造免許
2011年06月29日付 Al-Ahram 紙


■数時間の間に5千件もの交通違反を取り締まり。砂漠道路で暴力行為、麻薬、偽造免許

2011年6月30日『アル=アハラーム』

多くの地域で交通に関し無秩序や混乱が拡大しているなかで、ラマダーン月になり混雑や麻痺が起きる前に、公安局では最初の一斉検挙を行なった。それは多くの県や市の道路およびロータリーに規律を取り戻すためである。

カイロとアレキサンドリアをつなぐ砂漠道路では集中的な一斉検挙が始まった。55人以上の将校および交通局、交通警察の人間が参加したが、これはさまざまな武器を携帯した者による暴力行為を抑え、麻薬やアルコールを摂取している運転手を見つけ出すことを目的としている。結果として、100件が取締りの対象となり、そのうちの5件については、オーストラリア製の探知機を使用して、麻薬あるいは酒類を摂取していること、また酩酊状態で運転をしていることが確認された。彼らは直ちに身柄を拘束され、送検された。

中央交通局による一斉検挙は、内務副大臣であり中央交通局の局長であるサラーフ・アブドゥル・ワッハーブ氏が一昨日の夜、カイロとアレキサンドリアを結ぶ砂漠道路の料金所直後の場所で陣頭指揮を行ない、アル=アハラーム紙のカメラもそれに同行した。各所に人員が配置され、道路の両側には、容疑者を誘導し、オーストラリア製の探知機で検査するための場所が用意された。これは新しい交通法により、交通警察に使用が認められたところのものである。これによって違反者は直ちに送検されることになる。この一斉検挙には交通警察の将校も参加し、夜半過ぎまで続き、車線およびシートベルトに関する違反、偽造免許、盗まれたナンバープレートなど220に上るさまざまな違反が取り締まりの対象となった。

またこの一斉検挙は(牽引車のあるなしを問わず)貨物車における違反を多く検挙することにも成功した。代表的なのは、過積載のケースと積載物を適切に覆っていないケース、および免許の失効である。アブドゥル・ワッハーブ氏は、砂漠道路での一斉検挙は全国的なものであり、夏季の数ヶ月間集中的に行われ、通行の安全を確保し、国民の生命と財産を守り、その生活を保障するために24時間実施されるだろうと語った。

また昨日、各道路で行われた一斉検挙ではさまざまな違反が5000件取り締まりの対象となったが、この一斉検挙は今後、暴力行為、武器の携帯、麻薬およびアルコールの摂取といった要素に集中的に行われるということも明らかにした。さらにすべての幹線道路と環状道路およびソクナ道、イスマイーリーヤ道、マンスーラ道、(環状線の)東部、西部、アシユート道、および農業道路が対象になるということである。

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( 翻訳者:八木久美子 )
( 記事ID:23084 )