マレクザーデ外務次官、辞任:外相の問責、回避の見込み
2011年06月22日付 Mardomsalari 紙

【政治部】マレクザーデ氏が外務省行政・財務担当次官に任命された問題は、国会議員らの強い反発を招き、外相の問責に向けた署名集めが行われるまでになった。しかし昨日の朝、サーレヒー外相の問責案の国会提出・受理が発表された直後、マレクザーデ辞任の報が各通信社の〔サイトの〕トップを飾った。イラク外相との共同記者会見の席に臨んでいたサーレヒー氏も、この辞任を確認した。
〔※マレクザーデはマシャーイー大統領事務所長の側近として知られる人物〕

 イラン外交のトップを務めるサーレヒー氏は記者会見で、「モハンマド・シャリーフ・マレクザーデ氏は火曜日〔=6月21日〕の朝、辞任し、彼の辞任は受諾された。このことは国会にもすでに通知済みである」と述べた。

 イラン学生通信によると、アリーアクバル・サーレヒー氏はこの件について、さらに「イラン・イスラーム共和国にあっては、為政者は個人の利益よりも国益を優先させることが重要とされる。この二つが対立したときには、必ず国益の方が優先されるのである」と指摘した。

〔‥‥〕

 こうして、外務省行政・財務担当次官からのマレクザーデ氏の辞任が受諾されたことを受け、アリーアクバル・サーレヒー氏の問責は事実上、国会の議題から外される見込みとなった。

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( 翻訳者:熊沢絵那 )
( 記事ID:23105 )