臨時金曜礼拝導師、衛星放送法の改正に異議
2011年06月18日付 Jam-e Jam 紙

臨時金曜礼拝導師は、イランのムスリム国民の宗教的・革命的信条に対して敵が仕掛けている「ソフトな戦争」について詳細を説明したうえで、「敵によるソフトな戦争の顕著な例として、衛星放送による大規模なテレビ放映を指摘することができる」と述べた。

 イラン国営放送報道センターによると、ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーンのセイエド・アフマド・ハータミーは金曜礼拝の説教で、以下のように加えた。

世界中には約2億人ものペルシア語話者が存在している〔※〕。そして2000もの放送局がさまざまな番組を放送し、そのうち100局がイランに関連、うち50局が反文化的、反道徳的番組を放送する特殊な放送局である。

〔※訳註:イランの人口は7千万人強、その他、ペルシア語(に類似した言語)を公用語としているアフガニスタンの人口は約2800万人、タジキスタンは約700万人なので、「ペルシア語の話者」(ペルシア語を解する人)の数は1億人強といったところである。なお、ペルシア語を「母語」にしている人口は、これよりももっと少ない。〕

 臨時金曜礼拝導師は、「総体的に言うならば、こうした放送局はイスラームやイスラーム革命、そして偉大なるイラン国民との闘争を自らの方針としている」とした上で、「〔なかでも特に〕13の衛星放送局は、イスラーム革命に敵対的なアプローチで自分たちの番組を放送している」と指摘した。

 ホッジャトルエスラーム・ハータミーはさらに、以下のように続けた。

細かく言えば、こうした衛星放送局を運営している者たちは、宗教やその倫理的価値観に闘いを挑むこと、〔男女間の〕不法な関係から醜悪さを拭い去ること〔=不法な関係を美化すること〕、イランや世界に存在するイスラーム革命の支持者たちを絶望させること、そして反革命分子に希望を与えることなどを自らの方針としているのである。


 同師はさらに、次のように述べた。

このような衛星放送局を運営している者たちは、イスラームにも、またイラン国民の自立にも敵意を抱いていた、57年間にも及ぶパフラヴィー偶像崇拝体制の考え方をいまだに追い続けている連中に他ならない。勿論、彼らの野望が実現するようなことはないと、われわれは確信しているが、しかし国の文化政策に携わる責任者たちに対しては、現実的な視点からこの問題を直視していただきたい。〔衛星放送の〕内容が一部変わったからといって、〔衛星放送局はイスラーム共和国体制を転覆しようとしているという〕問題の本質が消えてなくなってしまったなどと考えてはならない。

 テヘラン臨時金曜礼拝導師はこのことに関し、衛星放送を合法化する目的で、衛星放送法の改正を主張する一部の論者の意見について言及し、以下のように述べた。

科学やスポーツの番組を視聴することを、衛星放送使用の理由にする者がいるが、それは一つの言い訳にすぎない。なぜならば、我が国の国営放送も科学・スポーツ番組の制作・放映にまったく手抜かりはなく、各家庭、特に若者の必要に十分対応しているからだ。

 ホッジャトルエスラーム・ハータミーはその上で、「衛星放送局は、自らの目的を実現させるためには、どんな努力も惜しまないだろう。彼らは嘘の番組やニュースを流すことで、自分たちの虚ろな目的を実現させようとしている」と語った。

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( 翻訳者:水谷陣也 )
( 記事ID:23117 )