イラン=アゼルバイジャン国境で戦闘が発生:内務省次官、原因を語る
2011年07月06日付 Jam-e Jam 紙

 内務省治安・安全保障担当次官は、イラン・イスラーム共和国とアゼルバイジャン共和国双方の国境警備隊の間で、限定的な戦闘が行われたことを確認した。同氏はその上で、この事件の発生原因について、アゼルバイジャンの部隊が〔イラン領内に〕不法侵入し、イラン・イスラーム共和国の国境警備官たちの停止命令を無視したことにあると指摘した。

 アリー・アブドッラヒー氏はイラン国営通信(IRNA)とのインタビューのなかで、さらに「この戦闘はアゼルバイジャン共和国の国境警備隊がイラン領内に不法侵入し、我が国の国境警備官による停止警告を無視したことをきっかけとして発生したものだ」と語った。

 アブドッラヒー氏は「この事件ののち、イラン・イスラーム共和国とアゼルバイジャン共和国双方の国境警備隊の間で行われた接触・面会のなかで、両国の当局者により問題の調査が行われた。今のところ、この問題は両国の外交ルートを通じて追跡調査が行われているところである」と述べた。

 同氏はその上で、「この事件の過程で、アゼルバイジャン共和国の国境警備隊員1名が殺害された模様である」と指摘した。

 同次官はさらに、「国境警備官が誤って国境を侵犯してしまうことよくあることで、隣国との間にある様々な国境地帯で、こうしたことはしばしば起きている」と述べた。

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( 翻訳者:高山奈美 )
( 記事ID:23231 )