イスラーム革命最高指導者「地域諸国民の蜂起はコーランの約束が確かなものであることの証」
2011年07月06日付 Jam-e Jam 紙

 イスラーム革命最高指導者のアーヤトッラー・ハーメネイー閣下は昨日の朝、第28回国際コーラン大会に参加している学者や審査員、コーラン暗唱者、及び読経師ら、ならびに「国家コーラン協会」の一団との面会のなかで、コーランについて「イスラーム共同体の団結、栄光、そして力を生む手段にして要因」であり、「地域の諸国民の蜂起は、コーランにある神の約束が必ず実現されることの明確な証」であると述べた。

 最高指導者事務所広報サイトの報告によると、ハーメネイー師は「コーラン国際大会はムスリム(イスラーム教徒)が集い団結するにあたり、コーランという天啓の書がいかに大きく、無限なる可能性を秘めているかをよく示す大会だ」と指摘し、「すべてのムスリム諸国民は、神のこの無比なる贈物の前で慎みを忘れず、教えを学んでいる。こうした事実は、ムスリムの団結のための極めて重要な機会をつくっているのである」と指摘した。

 同師は、聖コーランがもつ団結付与力を軽んずることはムスリム諸国民にとって大いなる怠慢であると指摘し、「もう一つの怠慢は、コーランの意味と神の約束を信じないことである。実際、こうした怠慢はイスラーム共同体の団結と栄光、力の妨げとなっているのだ」と続けた。

 イスラーム革命最高指導者は、コーランにある神の約束は必ず実現することについて説明するなかで、〔革命によって〕イラン国民の運命が変化していったことについて取り上げ、「我々イラン国民は、“本当にアッラーは,人が自ら変えない限り,決して人びとの運命を変えられない”(コーラン13:11)という節を〔革命という〕行動の中で試し、〔‥‥〕神の宗教の助けにより、神的援助というものを完璧に理解したのである」と指摘した。

 ハーメネイー師は偶像崇拝の時代〔※革命前の王政時代〕のイランを「アメリカのイラン」、そしてシオニストに従属するイランと呼び、「イランの立場が抑圧諸国やシオニズムに対抗する指導的地位へと変化したことは、真の奇跡であり、偉大なる神がコーランのなかで予告していた、神的援助の約束を実現させるものだった」と指摘、さらにエジプト国民をはじめとする地域の諸国民の蜂起について、コーランの約束が必ず実現するということの、もう一つの明らかな証であると指摘した。

Tweet
シェア


関連記事(ハーメネイー革命最高指導者「アメリカは革命の前にひざまずいている」)
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:熊沢絵那 )
( 記事ID:23259 )