トルコ言語協会、歴史的な写本をサイトで公開
2011年07月13日付 Yeni Safak 紙

トルコ言語協会(TDK)は、トルコ語の歴史的な時代の写本作品を、webによる仮想環境で公開した。これにより、研究者はパソコンから数秒で作品を閲覧することができるようになる。TDKのアカルン会長は、「これらの作品が常時研究に用いられる中で劣化するのを防止したい」と話した。

トルコ言語協会(TDK)の設立79周年にちなみ、「写本作品カタログ」がwebによる仮想環境で公開され、記念式典が催された。ハールク・シュクリュ・アカルンTDK会長は、協会の設立79周年を祝うこの日に、トルコの言語と文化の観点から重要なサービスも開始したと述べた。アカルン会長は、専門書を所蔵するTDK図書館蔵の写本が、ページごとに仮想環境に移行され、今後研究者向けのサービスとして公開されると話し、「これにより、トルコ語の歴史的な時代の写本作品を、毎回繰り返し研究に用いられ、スキャンされることによる劣化の危険から救うことができる。また、研究者がTDK図書館に来館せずとも自宅や職場からデータにアクセスすることで、数秒で写本を閲覧することができるようになる」と語った。アカルン会長は、日々発展し、豊富になる蔵書に、今年初めて競売購入により写本と希少本を加え、これによりこれまで蔵書になかった作品が入手できたと述べた。

■単語の数も増加

また、アルカン会長は、TDKの出版物の中で、昨年末に見本刷りを行った『トルコ語辞典』の第11版は特別なものであると話し、「初版を1945年に出した『トルコ語辞典』は、その後の版において、目に見える形で語数が増加した。初版では全部で3万2104語であったのが、2005年には7万7407語に、最新の版では9万2292語に達している。初版と比較して3倍に増加している」と述べた。

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( 翻訳者:萩原絵理香 )
( 記事ID:23263 )