電力逼迫のギリシャ側キプロスへ、北キプロスから送電はじまる
2011年07月16日付 Zaman 紙

7月16日深夜、北キプロス・トルコ共和国からギリシャ側キプロスへ送電が始まった。

北キプロスからギリシャ側キプロスへ人道的支援を目的とした電力販売に関して、ギリシャ側キプロスの関係者と今朝契約を締結していた。

アナトリア通信の記者がキプロス・トルコ電力機構(KIB-TEK)関係者から得た情報によれば、今日深夜、ニコシア近郊のハスポラトからギリシャ側に電力供給が始まった。

北キプロスの電力のギリシャ側区域への供給が始まった。ギリシャ側は、まずテストを行い、その後電力を自身の区域へ配給する。

北キプロスからギリシャ側キプロスへの電力供給量は、北キプロスで電力需要が高い時間帯には60~70メガワット、電力需要が低い時間帯には100~120メガワットとなる。

キプロス商工会議所(KEVE)マヴロス・マヴロマティス会長とKIB-TEKが今朝締結した契約によれば、7月16日から8月下旬まで、60~120メガワットの電力が、1メガワット当たり0.43トルコリラ(約20円)で販売される。要請があれば、契約を更新することもできる。

ギリシャ側キプロスでは、ズィギにある国防軍(RMMO)のエヴァンゲロス・フロラキス海軍基地所有の98個の火薬コンテナーが7月11日月曜日に爆発し、基地とそのすぐ近くの、ギリシャ側キプロスの主な電力供給源であったヴァスィリコの電力発電所が破壊された。発電所が使用不可の状態になったことにより、ギリシャ側キプロスでは深刻な電力不足問題が起きていた。

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( 翻訳者:津久井優 )
( 記事ID:23303 )