イラン軍高官、イラク国境地帯にあるPJAKの施設破壊を警告
2011年07月12日付 Mardomsalari 紙

 ある軍の高官は、イラク・クルディスターン地域にある30万ヘクタールもの土地がPJAK(ペジャーク)に貸与されていることについて明らかにし、「イランには〔イラクとの〕国境地帯にあるテロ組織の施設を標的にして、それらを制圧・破壊する権利が保証されていると認識している」と語った。

 メフル通信によると、軍高官は次のように述べた。

クルディスターン自治区の当局者たち、特に議長〔=バールザーニー〕はイラク・イラン両国の国民に対して裏切り行為を働いている。彼らはイラク中央政府に隠れて、抑圧諸国〔欧米〕と共謀してイラク領内の広大な土地をテロ組織PJAKに与え、この犯罪組織に対して自由にイラク国民への恐喝・略奪をさせている。そしてこの組織はイラク・クルディスターン自治政府の保護のもとで、イラン国民に対するテロ活動にも着手しているのだ。

 この人物はまた、

クルディスターン自治区の議長は、少なくとも30万ヘクタールもの土地を、バグダードの中央政府に隠れて、このテロ組織に与えている。イラク領内の国境地点「ダーラーミールダーグ」から「ガラディーザ」までのこの地域は、長さにして150km、奥行きは少なくとも30kmに達しており、テロ組織PJAKはここでイラン国民に対するテロ行為のための教育・行政・準備機関を運営し、この地域にすむイラク住民に対しては恐喝と略奪を繰り返している。

と付け加えた。

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( 翻訳者:米川千帆 )
( 記事ID:23306 )