エジプト:アスワンで革命後初めて36組の新郎新婦による合同結婚式
2011年07月18日付 Al-Ahram 紙


■エジプト:アスワンで革命後初めて36組の新郎新婦による合同結婚式

2011年7月18日付『アル=アハラーム』

【アスワン:ムワッファク・アブーニール】

リサーラ慈善協会は、アスワン県のムスタファー・サイイド知事の後援のもと、アスワン(南部エジプトの都市)の夏用ステージで、地元出身者カップル36組の合同結婚式を行った。式には5千人を超える市民が参列した。

アスワン県のムハンマド・ムスタファー事務長はこの合同結婚式について、若者が婚期を逃すなどの多くの問題に直面する中での自発的な取り組みであり、社会的な次元に配慮しつつ、若者の結婚を促進することに貢献していると称賛した。

また、リサーラ慈善協会のアフマド・フサイン運営委員長は「われわれの協会は、アスワンの若者に結婚を奨励し、若者に過大な金銭的負担を課してきた間違った慣習を捨てるよう促すために、社会の協力を呼び掛けてきた。この集団結婚式はその活動の一環として行われるものだ」と述べた。

同氏によると、協会はすべての新婚夫婦に対して結婚に必要な電子機器や家庭用品、結婚式の必需品など、1組あたり総額3000エジプトポンド分を提供した。これは結婚の準備を物品や金銭の提供で助けようとする、慈善家たちからの寄付によるもので、同協会の主催によるこの第5回合同結婚式には22ものスポンサーがついた。さらに県も新婚夫婦の親族など出席者の送迎用にミニバス8台を提供するなど、イベント成功のために様々な便宜を図った。

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( 翻訳者:石塚慎平 )
( 記事ID:23319 )