ラーフーティー議員が強調「大統領の喚問はイランの栄光をさらに高める契機となる」
2011年07月11日付 Mardomsalari 紙

 ランギャルード選出の国会議員は、「ある政府支持派の通信社が、30名の国会議員が〔大統領喚問案を支持する〕署名を撤回したとの報道をショートメッセージとして配信したことに関し、私は調査を行い、国会議員たちに対して聞き取りを行ったが、彼らはこのニュースを否定した」と述べた。
〔※訳注:ランギャルードはイラン北部、カスピ海南岸のギーラーン州に位置している。〕

 メフルダード・ラーフーティー氏はイラン労働通信のインタビューに対して、〔…〕大統領喚問案を無効にしようとする勢力が国会内に存在していることについて指摘した上で、〔…〕「こうした人々は、アフマディーネジャード個人のことを思って、喚問案を無効にしようとしているわけではなく、むしろ〔大統領の喚問によって〕社会一般の雰囲気に緊張が生じる可能性があり、このことはイランのためにはならないと考えているためである。彼らは、国が安定しないうちは、国政を正しく前進させることは不可能だと考えているのだ」と述べた。

 国会開発委員会の委員を務める同氏は、大統領の喚問は国の栄光をさらに高める契機となると指摘した上で、「議員らが署名を撤回したなどというプロパガンダは成功しないと思う。国会の休会が終了した後に、本案は必ずや上程されるだろう」と語った。

「国会運営委員会は、国会議員らが署名を撤回したとの情報は得ていない」

 国会運営委員会の委員の一人は、大統領喚問案が無効になったとの報道を一部のメディアから聞いたとしたうえで、「国会運営委員会は、国会議員らが署名を撤回したとの情報は得ていない」と述べた。

 ホセイン・ソブハーニーニヤー氏はハーネイェ・メッラト(国会)通信のインタビューに対して、〔…〕署名を撤回したとされる国会議員から国会運営委員会宛てに、その旨を伝える書簡は送付されていないと明かした上で、「国会の公開会議が閉会する間際の時期に、一部の国会議員は署名を撤回したことに言及していたが、しかし国会運営委員会には〔その旨を伝える〕正式な書簡は届いていない」と付け加えた。

 同委員はその上で、「現時点では、署名を撤回した国会議員の数は明らかではなく、何の情報もない。しかし、大統領を喚問するためには最低75名分の署名が必要であり、もし今ある100名分の署名のうち30名の国会議員が署名を撤回すれば、大統領喚問案は提出できないことになる」と付け加えた。

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( 翻訳者:神田浩輝 )
( 記事ID:23362 )