オスロ・テロ事件、トルコ人女性1名行方不明
2011年07月23日付 Hurriyet 紙

ウトヤ島での銃乱射事件の後、トルコ人女性1名も行方不明になっている。

駐オスロ・ハヤーティ・ギュヴェン大使は、ある母親が、キャンプに参加していたノルウェー国籍の23歳の娘から連絡が途絶えたとして大使館に助けを求めたことを明らかにした。ギュヴェン大使は、(大使館が)ノルウェーの関係各局に連絡し、捜索活動は継続されていると述べた。ノルウェー警察によれば、ウトヤ島では4~5名の行方不明者がいるという。銃の乱射が発生したとき、泳いで逃げる人がいたという目撃証言もあり、捜索活動には昨日、潜水艦と潜水士も加わった。

■世界から弔意

ノルウェーでの爆弾・銃乱射事件をうけて、国連、NATO、欧州評議会、そして多くの国々が弔意を表した。同国では半旗が掲げられ、タイイプ・エルドアン首相はノルウェーのストルテンベルグ首相に対し、「残虐な事件によりトルコ政府及びトルコ国民は深い悲しみを感じています。罪のない人々を標的としたこのようなテロを遺憾に思います。友人であるノルウェー国民とノルウェー政府にとって辛いこの日々に、我々トルコはノルウェーの傍におり、連帯していくことを強調したいと思います」と述べた。

■メディアへ批判

社会メディアの多くの解説者や国際メディアの名だたる機関が、事件の犯人がまだ明らかでないうちに、「イスラム派のテロ」だと指摘したことに対して、イスラム教徒は特にインターネット上で強い反発を示した。イギリスのザ・サン紙の昨日の大見出しには「アル・カイダの虐殺」とあり、CNNとFox TVでは、解説者が事件を「イスラム派のテロ」と関係付けた。ワシントン・ポスト紙のあるブログ記者は「テロとの戦いにおける新たな襲撃」について言及した。

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( 翻訳者:津久井優 )
( 記事ID:23397 )