セフェルヒサル市、津波で家族を失った日本の子供たちを歓待
2011年07月27日付 Milliyet 紙


トルコののどかな町であるセフェルヒサル市は、「子供にやさしい“まち”」となるために一肌脱いだ。津波で家族を失った日本の子供たちは、バトマンから来た子供たちと対面した。

ユニセフの「子供にやさしい“まち”」事業へ加わる努力をしていたセフェルヒサル市で、バトマンと日本の子供たちが対面した。津波で家族を失った日本の子供たちと生まれて初めて自分の町からでたバトマンの子供たちは、セフェルヒサル市の45のあたたかい家庭のもとで休日を過ごす予定だ。
昨日(7月25日)夜明け前、バトマンの子供たちがセフェルヒサル市内に到着した。そしてその晩、津波被害を受けた日本の子供たちも到着した。日本の子供たちは、トゥンチュ・ソイェル・セフェルヒサル市長によって、事業の一環として創設されたセフェルヒサルこども市で任務にあたる子供たちや彼らを受け入れる家族と対面した。

■ユニセフが訪問する予定だ

ソイェル市長は、9月にアメリカからユニセフ関係者がセフェルヒサル市を訪問すると述べ、「我々の事業への参加がこの面会で明らかになるだろう」と続けた。さらにトゥンチュ・ソイェル市長は、25人の日本の子供たちを迎えることができて嬉しいと述べ、「辛いことを忘れさせるような休日を計画しています。日本の子供たちを、我々のこども市も歓迎しています。彼らも素晴らしいプログラムを用意しています。一緒に食事をしたり、スポーツを楽しんだりする予定です。私達は日本語を、日本の子供たちはトルコ語を学ぶでしょう。彼らは、家族の情や、両親、兄弟を恋しく思っています。バトマンの子供たちは、生まれて初めてバトマンを出て海を見ています。このような大きな社会事業へセフェルヒサルの市民と一緒に取り組むことができて幸せです」と続けた。
付き添いのタカハシクニコ教諭は、トルコへ来られて嬉しいと述べた。さらに、「大災害を経験した子供たちがトルコへ来ました。子供たちは海の向こうにある国にも友人がいることを知りました」と続けた。

■家族のもとで

事業の一環としてセフェルヒサル市を訪れた45人の子供たちは、15日間にわたり45のあたたかい家庭で生活する。そして子供たちは、夏期スポーツ教室、料理教室、プールなどの催しに参加する。さらに、ジャヒト・クラチ・イズミル県知事を訪問し、自然動物公園、宇宙キャンプ、おもちゃ博物館も訪れる予定だ。

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( 翻訳者:榎本有紗 )
( 記事ID:23445 )