科学オリンピック金メダリストの4割が国外に
2011年07月24日付 Jam-e Jam紙

 国家エリート財団総裁代行は、イラン科学オリンピックで金メダルを獲得した生徒の4割が国外に流出しているとの統計を発表する一方で、ここ数年間で、こうしたエリートらの流出は減少傾向にあることも明らかにした。

 サイード・ソフラーブプール氏はメフル通信とのインタビューで、イラン科学オリンピックは1365年〔西暦1986年〕から始まったことに触れ、「《青年研究者クラブ》の協力で、科学オリンピック金メダリストの人数が集計された。その結果、65年からこれまでに、900人以上の金メダリストが誕生したことが分かった」と述べた。

 同氏はその上で、「84年〔2005年〕までの金メダル獲得者に限れば、おおよそ3分の1がイランに、3分の2が国外におり、〔国内にいる人のうち〕その多くが現在、国内で大学教授として活躍している。またその多くが、〔イランの工学系の大学としては最も有名な〕シャリーフ工科大学の教授を務めている」と語った。

 同氏はさらに、「イラン科学オリンピックの金メダル獲得者は通常、学士課程が終わった後、国を出る決意をしている」とも指摘した。

 同氏は、84年〔2005年〕以降のイラン科学オリンピックで金メダルを獲得した生徒たちの状況について、「84年以降の科学オリンピックで金メダルを獲得した生徒たちの大部分は、イランで暮らしている。その理由は、彼らは国内の大学に通う大学生だからである」と述べた。

 同氏はまた、65年〔1986年〕から現在までのイラン科学オリンピックの金メダル獲得者の状況について、「彼らのうち500人以上がイランにおり、彼らの大部分は学士課程、修士課程、あるいは博士課程の学生である。それ以外の人は国外で生活している」と指摘し、さらに「イラン科学オリンピック金メダル獲得者の60%が国内に、40%が国外にいる。もちろん、国外にいる金メダリストたちも少しずつ帰国している。例えば、昨年金メダリスト1名がイランに帰国し、シャリーフ工科大学の機械学部に行った。2ヶ月前にも、もう一人の金メダリストがイランに帰国したのち、同大学の電気工学部に所属している」と続けた。

 ソフラーブプール氏は、科学オリンピックで活躍したエリートたちの国外流出傾向に関する統計評価の結果を示す中で、「82年、83年、及び84年〔2003〜2005年〕の科学オリンピックの金メダリストたちの状況を評価した結果、オリンピック金メダリストの国外流出〔の割合〕がここ3年で、82年以前よりも減少していることが分かった」と述べた。

イラン、世界数学オリンピックで10位に

 イラン代表チームは第52回世界数学オリンピックで、2つの金メダルと4つの銀メダルを獲得することに成功した。また、イラン人女子から10年ぶりとなる2人目の金メダリストが、数学オリンピックで誕生した。

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(翻訳者:斉藤美海)
(記事ID:23501)