エネルギー相発表、「スィノプ原発計画から東電撤退、ただし日本政府は交渉継続を希望」
2011年08月03日付 Yeni Safak 紙

タネル・ユルドゥズ資源エネルギー相は、スィノプで建設予定の原発受注を目指していた日本の東電が計画から撤退することを明らかにした。
ユルドゥズ資源エネルギー相は、東電の撤退がこの計画にとって重視すべき展開であることを述べ、「日本政府は、特に関係要人との交渉継続を望んでいる。このため新たなモデルを提案すると我々に述べた」と続けた。
ユルドゥズ資源エネルギー相は、海外経済委員会(DEİK)のロナ・ユルジャル会長と執行部の了解を得て、記者の質問に答えた。ユルドゥズ資源エネルギー相は日本と続けてきた原発交渉で新たな展開があったと述べ、さらに日本代表団がトルコを来訪し、福島原発事故後の事態の推移を説明してくれたと語った。
ユルドゥズ資源エネルギー相は、日本の東電がスィノプ原子力発電所建設計画から手を引いたと述べ、さらに次のように続けた。
「東電が計画から手を引いたことはこの計画にとって重視すべき展開である。日本政府は交渉継続望んでいる。東電がいないことは我々にとって重視すべき事態である。今後、柔軟に東電に代わる相手を考えていくつもりである。時間を無駄にしたくない。日本の最優先の問題を我々は配慮してきた。我々は国際関係の礼節を守った。しかしトルコは成長し、発展し、変化している。我々は必要な事柄を、時期を逸することなく行うために、さまざまな措置を取るつもりだ。短期間で検討し、結果に結び付けるつもりだ」

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( 翻訳者:榎本有紗 )
( 記事ID:23531 )