北イラククルド自治政府、イランと合意?ーPKK系フラト通信社
2011年08月03日付 Milliyet 紙

イランが、テロ組織PKK(クルディスタン労働者党、非合法組織)とイランのPJAK(ぺジャーク、クルディスタン自由生活党)が拠点を置く北イラクのカンディル地方を掃討し、ペシュメルガ(クルド人武装組織)を駆逐するために、北イラククルド自治政府と合意に至ったという。

トルコは長年、カンディル地方のPKK拠点の排除に向けた対策をクルド自治政府や米国と共に実施してきたが、よい結果は得られていなかった。一方イランは、カンディルを自国の監視下に置くという目的で近年PKKやPJAKに対する作戦を継続的に行っていた。何千人もの部隊を投入したイランは、北イラクの主要な丘に大きな駐屯地を建設している。一部が完成したその要塞には、PKKの活動を監視するためのテクノロジーが装備されている。
PKKに近いフラト通信社によると、イランはカンディルからPKKやPJAKを追放し、この地域の管理を、現在実質的に管理しているKYB(クルド愛国同盟)やKDP(クルド民主党)に委ねると約束したという。これについてクルド自治政府の了解も含め、自治政府のケリム・シンジャリ内務大臣が主導し、クルド自治政府のテヘラン特使ナーズム・オメル氏も参加する代表団がピランシェヒルでイラン政府と合意に至ったと伝えられた。

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( 翻訳者:湯澤芙美 )
( 記事ID:23534 )